来日早々に契約に関するさまざまな手続きを済ませ、就任会見を行ったハリルホジッチ新監督 【スポーツナビ】 ヴァイッド・ハリルホジッチの会見を間近で見たのは、今回が2回目である。前回は、彼がアルジェリア代表監督だった昨年のワールドカップ(W杯)。グループリーグ第3戦で劇的なゴールにより同点に追いつき、同国史上初のベスト16を決めた試合での会見であった。最初のうちは、機嫌よくメディアの質問に応じていた。しかし、ある記者から「ラマダン(イスラム教の断食月)がチームに与える影響は?」と尋ねられたとき、その表情は見る見る険しくなり、語気を強めてこう言い放った。 「それはプライベートな質問であり、(選手に対する)リスペクトが欠けていると思う。私が率いるチームにイスラム教徒の選手がいるのは今回が初めてではないし、私自身もイスラム教徒だ。これ以上、サッカーに関係のない質問をするのであれば、この会見を終わりに