先日のエントリーで、80年代初頭に登場したばかりのころの黎明期のCD(CDDA)の歴史を紹介した。レコード業界から消費者の意識が離れるきっかけを招いたと言われるCCCD(コピーコントロールCD)も、原理的にはCD(CDDA)と同じもので、PC用のCDドライブのみに悪さをするようにエラー信号がランダムにたくさん書き込まれていただけ。ところがCD専用再生機である、オーディオメーカー製のラジカセ、コンポ、カーオーディオのたぐいも、OEMパーツとして中国ほかの大量生産品である安価なPC用のCDドライブを流用していたりしたために、PCへのコピーどころか「CD専用プレイヤーでも再生できない」という由々しき自体を招いてしまった。 CDを開発したのは、それ以前にカセットテープを普及させた実績のあるオランダのフィリップスと、日本のソニーである。『電子音楽 in JAPAN』でもエピソードを紹介しているが、C