「高度に発達した医学は魔法と区別がつかない」とは? モーニング・ツー(講談社)で連載中の同作は、異世界に転移した医師・天海を主人公にした異世界ファンタジー。常に他人のためにばかり働いてきた天海は、大学病院から離島の無医村にある西和島診療所に異動することに。同期の医者や病院のスタッフに惜しまれながらも離島にやってきた天海だったが、到着した直後、突如謎の山奥に転移していて……。獣人たちが住まうその世界で、天海は現代医療の知識を武器に人々を救っていく。 好きなジャンルで医療ものを書きたい ──現在、モーニング・ツーで連載されている「高度に発達した医学は魔法と区別がつかない」ですが、そもそもどういった経緯から連載が始まったのですか? 津田彷徨 講談社の小説現代の編集さんである河北(壮平)さんからご連絡をいただいたことがきっかけです。それまで医療ものは書かないと決めていたんですが、ちょうど新型コロナ