「サザエさん発案の地」の記念碑。付近が、かつての百道海岸=福岡市早良区西新6丁目サザエさん通り 漫画家の長谷川町子さん(1920〜92)が「サザエさん」の構想を温めた福岡市早良区に今月27日、「サザエさん通り」が誕生する。8月には、早良区がサザエさんのイラスト入りネームプレートを設置する予定だ。地元は「町おこしにつながれば」と期待を寄せる。 「サザエさん」のアイデアは長谷川さんが、戦時中の44年から約2年半、福岡市に疎開し、百道海岸のすぐそばに住んでいた時に練られた。病弱だった妹と浜辺を散策したり、砂浜で寝転んだりして考える中で、海にちなんだ名前の一家が活躍する「サザエさん」が生まれた。 早良区が「サザエさん通り」と名付けるのは、市営地下鉄西新駅近くの脇山口交差点から、同区百道浜の福岡タワー先までの市道など約1.6キロ。長谷川さんが歩いた百道海岸は戦後埋め立てられ、現在の「よかトピア