ウクライナのゼレンスキー大統領は東部ドネツク州でロシア軍が支配していた要衝を奪還したと発表し反転攻勢を一層強めています。 これに対してロシアのプーチン大統領は2日、ドネツク州を含む4つの州を併合するための関連法案などを議会下院に提出し一方的な併合を強行する構えです。 ゼレンスキー大統領は2日、ロシア軍が支配していたウクライナ東部ドネツク州の要衝リマンについて「完全に敵を排除した」と述べ奪還したことを明らかにしました。 ゼレンスキー大統領はさらなる領土の奪還に強い意欲を示していて、ドネツク州に隣接する東部ルハンシク州のハイダイ知事は2日、SNSに「この地域でも大規模な奪還作戦が始まる日は近い」と投稿しました。 一方、ロシア国防省は1日、リマンをめぐって「包囲される脅威がある」として部隊を撤退させたと発表し、プーチン大統領に強い忠誠心を示す武闘派の側近が軍部を痛烈に批判するなど内部で不満が表面