◆◆◆ 世界最大のコールド・ケース 「ジョンベネ殺害事件は、世界最大のコールド・ケース(未解決事件)と言えます」 こう言い切るのは、ミシガン州フリントに住む私立調査員のロスコー・クラーク氏。クラーク氏は、8年前から、ジョンベネ殺害事件を個人的に調査してきた。 調査を始めたきっかけ。それは、ジョンベネの父親であるジョン・ラムジー氏が出版した本の講演会にミシガン州を訪れた8年前に遡る。講演会を聞きに行ったクラーク氏がその様子をビデオで撮影したことをきっかけに、同氏はラムジー氏とメールでやり取りを始めた。 当時、ラムジー氏は犯罪関係のコンベンションで講演した際、ボールダー警察の捜査に疑問を呈し、誤情報が流されていると訴えていた。嫌疑が真っ先にラムジー一家にかけられ、メディアもこぞってラムジー氏やその妻パッツィー、さらには、ジョンベネの兄バークまで犯人扱いするような記事を掲載していたからだ。 誰が