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スパイク・リーの検索結果1 - 8 件 / 8件

  • スパイク・リーはなぜ席を立ったのか。アメリカの黒人差別を理解する上で見るべき映画

    アメリカ映画の不朽の名作とされる『風と共に去りぬ』。今回のBlack Lives Matter運動を受けて、米配信サイトのHBOマックスでは一時的に配信が中止となった。 Getty Images/Hulton Archive そんなことを考えていたら、配信サービスHBOマックスで『風と共に去りぬ』の配信を停止したというニュースが流れた。1939年公開のこの作品が奴隷制度を肯定的に扱い、白人目線で美化しているように見える部分があるという理由からだった。今後、歴史的背景の説明や批判を注記することで、また見られるようにはなるという。偏見に満ちた描写や差別的表現も削除せず残す方針らしい。 古い映画を見ることの1つの意義は、制作時の社会や人々の考え方について学ぶことにある。偏見の記録も貴重だ。 アメリカの人種問題を理解するには、過去400年の歴史を学ぶことだけではなく、今日のアメリカ社会で生活し、さ

      スパイク・リーはなぜ席を立ったのか。アメリカの黒人差別を理解する上で見るべき映画
    • 献血ポスター問題について - Commentarius Saevus

      ここ3週間近く議論が続いている『宇崎ちゃんは遊びたい!』献血ポスターについて、このようなtogetterまとめが投稿されました。 togetter.com これは吉峯耕平弁護士が私と行った議論をまとめたセルフまとめです。セルフまとめで相手の議論について「saebou先生の反倫理的な「すごく高い倫理」」などという中立性に欠けるタイトルをつけるのはどうかと思いますが、あまりにも偏ったまとめであること、またこの話が始まって以来、全く私がしている話を見ずにデマに近い内容を流してくるツイッターアカウントや嫌がらせをしてくるツイッターアカウントが後を絶たないため、自分の意見をまとめてここに書いておこうと思います。 1. どうして私が献血にこだわっているのか 2.理念をどう広告に出すか 3. 作品の倫理的側面について議論するのは法律でも、規制でもない 4. 広告は他の芸術と違う 5. オタク文化だけ攻撃

        献血ポスター問題について - Commentarius Saevus
      • Variety のオールタイム映画ベスト100のリストがオススメできる8つの理由|THE MAINSTREAM(沢田太陽)

        どうも。 今日はこういう話をしましょう。 アメリカの映画業界誌の老舗「ヴァライエティ」が最新の映画オールタイムを発表しましたが、これがすごくいいんですよ! こんな感じです。 1.サイコ(1960 アルフレッド・ヒッチコック) 2.オズの魔法使い(1939 ヴィクター・フレミング) 3.ゴッドファーザー(1972 フランシス・フォード・コッポラ) 4.市民ケーン(1941 オーソン・ウェルズ) 5.パルプ・フィクション(1994 クエンティン・タランティーノ) 6.7人の侍(1954 黒澤明) 7.2001年宇宙の旅(1968 スタンリー・キューブリック) 8.素晴らしき哉、人生(1946 フランク・キャプラ) 9.イブの総て(1950 ジョセフLマンキビッツ) 10.プライベート・ライアン(1998 スティーヴン・スピルバーグ) 11.雨に唄えば(1952 スタンリー・ドーネン) 12.グ

          Variety のオールタイム映画ベスト100のリストがオススメできる8つの理由|THE MAINSTREAM(沢田太陽)
        • 【あなたは何本観ていますか?】観ていないとお話にならない、知的インプットとしての「映画ベスト20」

          編集者/株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役。1964年宮崎県生まれ。『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』の編集長を務め、現在は編集から内外クライアントのコンサルティングを手がける。写真集では篠山紀信、森山大道、上田義彦、マーク・ボスウィック、エレナ・ヤムチュック等を編集。坂本龍一のレーベル「コモンズ」のウェブや彼のコンサート・パンフの編集も。アートブック出版社ユナイテッドヴァガボンズの代表も務め、編集・出版した片山真理写真集『GIFT』は木村伊兵衛写真賞を受賞。著書に『はじめての編集』『物欲なき世界』等。 教育関連では多摩美術大学の非常勤講師を4年務め、2022年より東北芸術工科大学教授。1年生600人の必修「総合芸術概論」等の講義を持つ。下北沢B&Bにてプロ向けゼミ<編集スパルタ塾>、渋谷パルコにて中学生向けのアートスクール<東京芸術中学>を主宰。2024年4月から

            【あなたは何本観ていますか?】観ていないとお話にならない、知的インプットとしての「映画ベスト20」
          • 映画『バービー』への疑問、なぜトランプではなく、ビル・クリントンの写真なのか?なぜ東アジア系のバービーには台詞がないのか?新たな『映画政治家』ガーウィグ監督に対する忖度と神格化への懸念|CDBと七紙草子

            広告宣伝と映画の価値はまた違うもので、映画としてはよく出来ているのだろう、という思いもあり、またグレタ・ガーウィグ監督の『ストーリーオブマイライフ 私の若草物語』も良かった記憶があるので、初日が休日ということもあり早朝の初回に見てきました。 SNSでは、肯定派が「素晴らしいフェミニズム映画、これが大ヒットして世界は変わる!」否定派が「露骨なフェミニズムでうんざり」といった両極端なのですが、正直な感想としては 「大衆向けの中道路線、部分によってはフェミニズム批判ですらある映画」 という印象でした。 これは筆者だけの印象ではなく、フェミニストのコアな部分からもよく出ている声です。以下に東京大学大学院教育学研究科教授の隠岐さや香教授のツイートを引用します。 <引用>留学時代の友人からは「無知な人にフェミニズムの基礎を説明するレベルの内容」、個人的に好きな配信者(仏)は「ネオリベ自己実現の肯定に留

              映画『バービー』への疑問、なぜトランプではなく、ビル・クリントンの写真なのか?なぜ東アジア系のバービーには台詞がないのか?新たな『映画政治家』ガーウィグ監督に対する忖度と神格化への懸念|CDBと七紙草子
            • 2022年の新作まんがベスト10 - 名馬であれば馬のうち

              今日まだ誰も言ってないかもだから言っておくね、「きみはスペシャル」 きみはまだ信じてないかもだから言っておくね、「きみはスペシャル」 ーーLizzo「Special」 【新作連載まんがベスト10】*1 1.天野実樹『ことり文書』(ハルタコミックス) 2.山口貴由『劇光仮面』(ビッグコミックススペシャル) 3.冬虫カイコ『みなそこにて』(webアクションコミックス) 4.とよ田みのる『これ描いて死ね』(ゲッサン少年サンデーコミックス) 5.なか憲人『とくにある日々』(ヒーローズコミックス わいるど) 6.躯咲マドロミ『カラフルグレー』(MeDu Comics) 7.雁須磨子『ややこしい蜜柑たち』(FEEL COMICS swing) 8.トマトスープ『天幕のジャードゥーガル』(ボニータ・コミックス) 9.黒崎冬子『平家物語夜異聞』(ビームコミックス) 10.藤近小梅『隣のお姉さんが好き』(ヤ

                2022年の新作まんがベスト10 - 名馬であれば馬のうち
              • ニコラス・ケイジが「質問ある?」スレに降臨して「何度見ても飽きない映画は千と千尋の神隠し」などさまざまな質問に回答

                2022年4月10日、俳優のニコラス・ケイジ氏が英語圏最大のソーシャルブックマークサイト・Redditの「Ask Me Anything(何でも聞いて)」板に登場したので、Redditユーザーの質問に対するニコラス・ケイジ氏の回答をまとめてみました。 Hello, I’m Nicolas Cage and welcome to Ask Me Anything : movies https://www.reddit.com/r/movies/comments/tzxev3/hello_im_nicolas_cage_and_welcome_to_ask_me/ Redditユーザーとニコラス・ケイジ氏が繰り広げた一問一答は以下。 Q: 公共の場で知らない人に言われたら一番イヤな映画のセリフは? ニコラス・ケイジ氏の回答(以下、A): どんなセリフでも問題ありません。映画を覚えていてくれてうれ

                  ニコラス・ケイジが「質問ある?」スレに降臨して「何度見ても飽きない映画は千と千尋の神隠し」などさまざまな質問に回答
                • 13歳女優の官能シーンに批判殺到、上映中止に。女性監督が振り返る(此花 わか) @gendai_biz

                  ベトナムの新鋭、アッシュ・メイフェア監督による映画『第三夫人と髪飾り』(10月11日より公開中)。スパイク・リーが脚本に惚れ込み、トロント国際映画祭やサンセバスチャン国際映画祭など世界中の数々の映画賞を受賞した傑作だ。 舞台は19世紀の北ベトナム。富豪のもとに嫁いだ14歳の第三夫人と、彼女を取り巻く女たちの愛、哀しみ、葛藤が、神秘的な秘境の中で叙情的かつ官能的に描かれている。 本作はベトナムで公開されるや否や、主演女優の年齢(撮影当時13歳)や作品のテーマに批判が集中。「官能的」ではあれど、主演女優による直接的なセックスシーンはない。国による正式な上映許可も下りていた。にもかかわらず、主演女優とその家族はSNSで大バッシングを受けることとなった。 5年もの月日をかけてようやく完成した映画だったが、女優と家族を守るため、監督は公開4日後に上映中止にすることを決定した。まるで、「あいちトリエン

                    13歳女優の官能シーンに批判殺到、上映中止に。女性監督が振り返る(此花 わか) @gendai_biz
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