梨や桃、ブドウなどの果樹栽培を中心にスマート農業技術を活用した根域制限栽培に取り組むGitobi合同会社は、自社開発の根域制限栽培システムを活用した果樹生産を神奈川県相模原市で開始する。 果樹の根域制限栽培の様子 根域制限栽培とは、農業用ポットなど根の動きを制限する培地を利用して、潅水や施肥など農作物の成長に必要な作業を効率的に実施するというもの。2020年11月30日に政府が発表した「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」にも組み込まれ注目を集める栽培方法のひとつである。 根域制限栽培のメリット 土壌水分の管理や潅水作業を効率化 同社が開発した根域制限栽培システムは、スマート潅水装置、 スマート日射計、 スマート土壌水分計の3つのIoTデバイスとクラウド栽培管理システムを使用して、根域制限栽培に必要な土壌水分の管理や潅水作業を効率化するもの。 同社が開始したスマート日射計 2017年に開始