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スマートアグリの検索結果41 - 80 件 / 414件

  • スマート農業技術を活用した「果樹の根域制限栽培」、相模原市でスタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

    梨や桃、ブドウなどの果樹栽培を中心にスマート農業技術を活用した根域制限栽培に取り組むGitobi合同会社は、自社開発の根域制限栽培システムを活用した果樹生産を神奈川県相模原市で開始する。 果樹の根域制限栽培の様子 根域制限栽培とは、農業用ポットなど根の動きを制限する培地を利用して、潅水や施肥など農作物の成長に必要な作業を効率的に実施するというもの。2020年11月30日に政府が発表した「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」にも組み込まれ注目を集める栽培方法のひとつである。 根域制限栽培のメリット 土壌水分の管理や潅水作業を効率化 同社が開発した根域制限栽培システムは、スマート潅水装置、 スマート日射計、 スマート土壌水分計の3つのIoTデバイスとクラウド栽培管理システムを使用して、根域制限栽培に必要な土壌水分の管理や潅水作業を効率化するもの。 同社が開始したスマート日射計 2017年に開始

      スマート農業技術を活用した「果樹の根域制限栽培」、相模原市でスタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
    • 農業を支える新しい技術「バイオスティミュラント」とはいったい何なのか【前編】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

      近年「バイオスティミュラント」という言葉を耳にする機会が増えた。それは農薬でも、肥料でも、土壌改良材でもない全く新しい農業資材と言われているが、多くの生産者にとってはまだ身近な存在であるとは言えない。 今回は、前編・後編の2回に分けてこの新しい農業資材「バイオスティミュラント」について日本バイオスティミュラント協議会の方々に教えていただいた。前編では、バイオスティミュラントとはいったい何なのか? そして世界と日本のバイオスティミュラント事情をお伝えする。 なお、インタビューはオンラインにて実施した。 2018年に日本バイオスティミュラント協議会を立ち上げた須藤修さん。アリスタライフサイエンス株式会社で同資材のマーケティングの仕事を行いながら、設立から現在まで事務局長を務めている 株式会社ファイトクロームの河合さん。主に葉面散布肥料と香りを使ったバイオスティミュラント製品「すずみどり」を開発

        農業を支える新しい技術「バイオスティミュラント」とはいったい何なのか【前編】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
      • スマート農業を活用した米作りとは? 目的や導入されている技術を知ろう | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

        近年、米農家では、高齢化による担い手不足や耕作放棄地の増加といった課題の解決策として、スマート農業技術の活用が進みつつあります。 スマート農業と聞くと、IT技術を駆使することで農家の負担を軽減するものというイメージを抱く方も多いと思いますが、実はそれだけではありません。 本記事では、普通の稲作との違いをはじめ、活用するメリットや導入されているスマート農業技術を紹介します。 普通の稲作とどう違う? 一般的な方法で行われている稲作とスマート農業による稲作の違いは、AIやロボット、IoTといった先端技術を利用している点です。これらスマート農業技術は、農業者の「身体」や「目」、さらには「頭脳」の代わりとなってあらゆる農作業の省力化を実現することができます。 稲作では機械化が進んでいる部分が多いものの、まだまだ人手に頼る作業や熟練者でなければできない作業もあり、人手の確保や作業負担の軽減を図ることが

          スマート農業を活用した米作りとは? 目的や導入されている技術を知ろう | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
        • 「玄米には毒がある」というのは本当? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

          玄米にハマること数カ月。すっかり玄米を炊く生活に慣れた筆者ですが、ある日インターネットをみていたら、こんなウワサを目にしました。 「玄米って、食べ方に気をつけないと毒性があるらしいよ」 ええ、玄米って食物繊維やビタミンが豊富で体に良いでのは……いちど整理しておかなければいけないようです。 玄米毒のウワサとは……? ためしに「玄米 毒」などのキーワードで検索してみると、出てくる出てくる……!  「玄米は毒?」「無毒化するには?」などの文字が並んでいました。 玄米の毒性に関して書かれているサイトで「毒の理由」として挙げられていた説は、主にこの2点。 「玄米のアブシシン酸が人の細胞内のミトコンドリアを傷つける」説 「玄米のフィチン酸でミネラル不足になる」説 さらに、それらを「無毒化」するには「玄米を長時間浸水して発芽モードにすれば良い」と書かれているサイトが多く見られました。 玄米のアブシシン酸

            「玄米には毒がある」というのは本当? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
          • イチゴの輸出額を4倍に増やすスマート農業とは 〜 農研機構・九州(前編) | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

            政府は、2019年に21億円だったイチゴの輸出額を2025年までに86億円にする目標を掲げる。 6年で4倍にするという離れ業をどうやってのけるのか。鍵を握るのは、狙う客層の転換とスマート農業だ。 農研機構・九州沖縄農業研究センター 暖地畑作物野菜研究領域・施設野菜グループ グループ長補佐曽根一純さん(左)と同センター園芸領域研究 主任研究員 日高功太さん 富裕層の次に狙うはミドルアッパー層 「従来の富裕層ではなく、ミドルアッパー層(中流階級の上位層)を狙っていきます」 農研機構・九州沖縄農業研究センターで暖地畑作物野菜研究領域・施設野菜グループのグループ長補佐である曽根一純さんはこう語る。同機構や九州大学でつくる研究チームはスマート農業を活用して、輸出拡大に向けたイチゴの生産と出荷の仕組みづくりに乗り出している。 日本産イチゴの輸出先は香港が圧倒的。そのほかは台湾と東アジアである。これらの

              イチゴの輸出額を4倍に増やすスマート農業とは 〜 農研機構・九州(前編) | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
            • 名古屋大学発ベンチャー、持続可能な農業に向けた研究農場を愛知県に開設 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

              最新のバイオテクノロジーを活用した事業を手がけるグランドグリーン株式会社は、多様化する品種や研究のニーズに対応した新たな研究拠点「豊橋第1研究農場」を愛知県豊橋市に開設した。 ソリューション開発を加速 グランドグリーンは、ゲノム編集技術を活用した新品種創出事業や独自の異科接木技術を活用した接木苗生産システム事業を手がける名古屋大学発のベンチャー企業。 「豊橋第1研究農場」が開設された愛知県豊橋市は、平坦な地形と穏やかな気候を生かした農業生産が行われている国内有数の生産地で、スタートアップ企業との共創環境づくりを目指す「食と農のまち・豊橋」を推進している。 「豊橋第1研究農場」の概要は以下の通り。 敷地面積:約2000平方メートル ガラス温室:約1600平方メートル(3連棟) 栽培試験品目:エゴマ、 レタスなど 同社は、「豊橋第1研究農場」と愛知県名古屋市にある本社のラボ施設を活用して、気候

                名古屋大学発ベンチャー、持続可能な農業に向けた研究農場を愛知県に開設 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
              • リクルートと信州大学、農地情報整備に向けたAIモデルを共同開発 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                株式会社リクルートの研究開発機関であるアドバンスドテクノロジーラボは、国立大学法人信州大学農学部と共同で実施した「水田活用における畦畔(けいはん)管理の効率化に関する取り組み」の研究成果を発表した。 中山間地域が抱える農業課題 畦畔(けいはん)とは、水田の回りを囲む盛土部分のことで、水田の水漏れ防止や区画整理、除草・施肥作業に使用する通路の確保などの役割がある。 日本の農地の約4割を占めるといわれる中山間地域の水田は、平地に比べて畦畔の斜面の面積や角度が大きいため、維持するために必要な草刈り作業等を行うことができず、水田を手放す農業者も少なくない状況という。 このような状況を背景に、近年は農地の集積・集約化が進められているが、畦畔斜面の面積や角度が大きい中山間地域の水田の実質的な畦畔面積を正確に測定することは難しく、維持管理に必要な作業コストの算出できないなど、農業経営の改善に向けた取り組

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                • 技術交流展示会「アグリビジネス創出フェア2021」11月24日から開催 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                  農林水産省は、農林水産・食品産業分野の技術交流展示会「アグリビジネス創出フェア2021」を2021年11月24日(水)~11月26日(金)に東京都江東区有明にある東京ビッグサイトで開催する。参加費は無料。 出典:https://agribiz.maff.go.jp/ 研究成果をわかりやすく紹介 「アグリビジネス創出フェア2021」は、日本の食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」に向けた研究成果の紹介を通じて、各研究機関と事業者の連携を推進する技術交流展示会である。 出典:https://agribiz.maff.go.jp/ 当日は、全国の大学、地方公共団体、独立行政法人等137の研究機関による研究成果の発表や持続可能な農業生産をテーマにした基調講演、スマート農業実証プロジェクトに参画するコンソーシアムによるセミナー、来場者と出展者

                    技術交流展示会「アグリビジネス創出フェア2021」11月24日から開催 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                  • AGRIST、開発中の「きゅうり収穫ロボット」を公開 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                    宮崎県新富町を本拠に農業用ロボットの開発を手がけるAGRIST株式会社は、農林水産省が実施する「スマート農業実証プロジェクト」で現在開発中の「きゅうり収穫ロボット」の一部を公開した。 きゅうり農家の声を基に開発 「スマート農業実証プロジェクト」とは、ロボットやAI、IoTなど先端技術を活用したスマート農業の社会実装に必要な実証実験を実施するプロジェクトのことである。 同社が公開した「きゅうり収穫ロボット」は、宮崎県新富町で実施されている「施設園芸野菜(対象品目:ピーマン、きゅうり)における自動収穫機を活用した生産管理体制の構築、収穫・栽培管理の実証」向けに開発した農業用のロボットの第2弾。 宮崎県新富町は、きゅうり(全国生産1位)やピーマン(全国生産2位)など施設園芸が盛んな地域として知られているが、近年は農業人口の減少や高齢化、担い手不足等の課題を背景に、農業生産を省力化・効率化する新た

                      AGRIST、開発中の「きゅうり収穫ロボット」を公開 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                    • 法人と地域をマッチング「農業参入フェア2021」が11月17日から開催 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                      農林水産省と株式会社日経BPは、農業への参入を希望する法人と法人を誘致したい地域の関係者をマッチングする「農業参入フェア2021」を東京(2021年11月17日)・大阪(2021年12月2日)・福岡(2021年12月10日)で開催する。料金は無料。 出典:https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/seisaku/attach/pdf/211008-1.pdf 法人による農業への参入は、リース方式による農業参入が全面自由化された平成21年の農地法改正を機に約5倍のペースで増え続けるなど、地域農業の発展を支える新たな担い手としての役割が高まっている。 取組事例の発表や個別相談を実施 「農業参入フェア2021」は、農地の借り受けや貸し付け等について中間的役割を担う農地中間管理機構(農地バンク)を活用したマッチングイベントで、当日は以下の内容が予定されている。 セミ

                        法人と地域をマッチング「農業参入フェア2021」が11月17日から開催 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                      • 乃木坂46、10月16日「国消国産の日」にちなんだ農業の魅力を伝えるメッセージ動画を公開 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                        全国農業協同組合中央会(JA全中)は、日本の食や農業の現状について若年層を中心に周知し、「国消国産」への理解醸成を進めることを目的として、乃木坂46によるメッセージ動画が公開された。 (c)akemitezuka (c)乃木坂46LLC 10月16日の「国消国産の日」に乃木坂46がPR 「国消国産」とは、「国民が必要とし消費する食料は、できるだけその国で生産する」というJAグループの考え方。今回のメッセージ動画は、2021年に新たに「国消国産の日(10月16日)」が制定されたことに合わせて、乃木坂46のメンバーが、日本の「食」「農業」の現状をわかりやすく表現したイラストとともに、アニメーション形式で「国消国産」の趣旨や重要性を解説している。 (c)akemitezuka (c)乃木坂46LLC (c)akemitezuka (c)乃木坂46LLC (c)akemitezuka (c)乃木坂

                          乃木坂46、10月16日「国消国産の日」にちなんだ農業の魅力を伝えるメッセージ動画を公開 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                        • 「農業を感動産業に」データ農業でコマツナからイチゴへ転換 〜中池農園(後編) | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                          中池農園(広島市)は2020年産からイチゴの栽培を始めると同時に観光農園を開園した。目指すのは農業を通じた「感動産業」の創出。人に喜びをもたらす経営の姿とは。 1年目から好成績をあげられた鍵となるデータの活用についても紹介する。 観光農園を始めた中池さん コマツナ暴落への危機感 2021年の真夏に中池農園を訪ねると、イチゴを栽培する施設を増設する工事の最中だった。2020年産に3棟だったのを9棟に増やすという。 増棟中のイチゴの園芸施設 代わって減らすのは主力だったコマツナ。その理由は「市場での相場がもやしみたいな扱いになっているから」。こう説明する中池さんによると、広島市は過去20年近くにわたってコマツナを生産する農家を育成してきた。その人数は毎年2、3人。このためコマツナの生産が過剰になり、価格が崩れ始めているという。 事実、中池農園ではコマツナの利益率は5%にまで下がっている。 「こ

                            「農業を感動産業に」データ農業でコマツナからイチゴへ転換 〜中池農園(後編) | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                          • 【ごはんソムリエに聞く】おいしい玄米の選び方と食べ方は? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                            料理研究家でごはんソムリエの秋元です。この連載ではお米をおいしく食べるために“知っておくと役に立つお話”やレシピをお伝えします。 気温もぐっと下がり、秋の味覚が食卓に並ぶ機会も増えるこの時期、旬のものやおいしいものは食べたいけれど、太らず、できれば体に良いものを取り入れたい! そんな気持ちになる方も多いと思います。 食事全体を考えた時には、やはり主食が大きなウエイトを占めます。急激な食事制限や管理を始める前に、週に数回主食を玄米に変更してみてはいかがでしょうか? 玄米には豊富な食物繊維の他、ビタミン、ミネラルも含まれているため、好きなおかずや料理と合わせながらそれらを自然に摂取することができます。 今回は、これから玄米を始めてみようと思っている方、実はあまり好きではない……という方にも、自分にぴったりな玄米を選び、おいしく召し上がっていただけるような簡単なポイントをご紹介したいと思います。

                              【ごはんソムリエに聞く】おいしい玄米の選び方と食べ方は? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                            • 白米・玄米・胚芽米・雑穀米それぞれの違いやどんな人におすすめ?【管理栄養士コラム】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                              管理栄養士の大槻万須美です。 主食にしているお米ですが、白米だけでなく玄米、胚芽米、雑穀米と、実は種類が豊富で、それぞれに特色があるのをご存知ですか? どんな栄養素を含み、どんな味や食感を持ち、どんな人におすすめなのか、特徴をまとめてみました。 「白米」おいしく誰でも食べやすい 白米は、収穫されたもみから、もみ殻、米ぬか、胚芽を取り除いたもので、胚乳の部分だけを食すものです。主成分は糖質である「でんぷん」ですが、たんぱく質も6%ほど含まれています。 白米の特徴はなんと言っても食べやすさと消化効率の良さ。水加減や調理によりおかゆやペースト状にもなりやすく食感もやわらかです。脂質や食物繊維が少ないため、離乳食や介護食にできるほど、胃腸に負担をかけずに栄養素を摂取することができます。 いろいろな種類の銘柄があり、好みに合わせて選びやすいといった長所があります。 味もクセがないため、さまざまな料理

                                白米・玄米・胚芽米・雑穀米それぞれの違いやどんな人におすすめ?【管理栄養士コラム】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                              • 農薬いらずのジャンボタニシトラップ「スクミッチシリーズ」の新商品が発売 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                大栄工業株式会社は、ジャンボタニシの防除用トラップ「スクミッチシリーズ」の新商品を発売した。農薬を使用せずにジャンボタニシによる稲作被害を抑制し、収穫量向上と経費削減に貢献するという。 置くだけで設置完了 ジャンボタニシによる食害を最小限に 大栄工業は、プラスチックの表面加工から金型・成形・塗装などを一貫生産で行う企業。 今回販売が開始されたスクミッチは、ジャンボタニシ(学名:スクミリンゴガイ)の防除用トラップ。田植え後、水が張られた田んぼにスクミッチを置くだけで設置が完了する。効果範囲は約15メートルとされ、水田1反に3カ所の設置でジャンボタニシによる食害を最小限に抑えられるという。 中心部にジャンボタニシを誘い込む誘引剤である「スクミッチフード」のエサ置きカゴが備え付けられていて、両端のジャンボタニシ侵入口に郵便ポスト状のトラップを設置しているほか、側面にはジャンボタニシが嫌う銅線を組

                                  農薬いらずのジャンボタニシトラップ「スクミッチシリーズ」の新商品が発売 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                • グローバルGAPの取得は農業経営をどう変えたのか 〜熊本県・カワカミ蓮根 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                  今回の主題は、グローバルGAPを取得することで農業の経営がどう変わるか、である。取り上げるのは44haでレンコンを生産している株式会社カワカミ蓮根(熊本市)。 「作業の安全と環境の保全のため」。 そう語る社長の川上大介さん(39)さんに話を聞いた。 社長の川上大介さん(39)さん ブランド品ではなく大衆商品としてのレンコンを追求 まずはカワカミ蓮根が誕生した経緯と会社の概要について触れたい。同社は川上さんが27歳の時に一代で創業した農業法人だ。 川上さんは実家がレンコン農家。長男であるため家業を継ぐ選択肢もあったが、父とは経営の方針が合わなかった。川上さんは次のように説明する。 「父はブランド化を目指すのに対し、僕は大衆商品としてのレンコンを作りたかった。当時、ちょうど直売所ブームがあり、道の駅があちこちに建つようになったタイミングで、父から離れて大衆向けのれんこんブランドを作るタイミング

                                    グローバルGAPの取得は農業経営をどう変えたのか 〜熊本県・カワカミ蓮根 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                  • 1日のごはんの量はどれくらい? 妊婦さんに必要な栄養を知ろう【管理栄養士コラム】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                    管理栄養士の大槻万須美です。 近年の傾向として、妊娠中の体重増加を必要以上に気にするあまり、妊婦さんの栄養素が不足しているケースが多いといわれています。すこやかな妊娠・出産とともに、赤ちゃんの成長のためには、母体のある程度の体重増加と栄養素の摂取が重要であるとされています。 妊婦さんや産後のお母さんに必要な栄養素について考えていきましょう。 妊婦さんの健康と食事の留意点 妊娠期には、妊娠前と比べて多くとることが推奨されている栄養素があります。 お腹の中で赤ちゃんの成長に利用されるだけでなく、血液量の増加などお母さん自身の体の変化や出産・育児に向けての体力づくりを支えるためのものです。 エネルギーはしっかり必要量を 1つ目に、エネルギー摂取量が挙げられます。 妊娠中には、適切な栄養状態を維持して健やかな出産をするために、「妊娠前に比べて必要なエネルギー摂取量が増加する」との考えのもと、「日本

                                      1日のごはんの量はどれくらい? 妊婦さんに必要な栄養を知ろう【管理栄養士コラム】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                    • ドローンによる直播栽培を日本で成功させるために必要なこと【田牧一郎の「世界と日本のコメ事情」vol.14】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                      海外産コシヒカリの栽培に30年前から米国・カリフォルニア州で挑戦しながら、オリジナルブランドを開発し定着・普及させた株式会社田牧ファームスジャパンの代表取締役、田牧一郎さんによるコラム。 昨今まで日本の稲作は、「空から種を播く」方式の直播栽培が普及しませんでした。なぜなら、戦後「多収品種」がメインでその研究が行われていなかったからです。 今回は、なぜ日本では空からの直播栽培が普及しなかったのか、水田が小さく大型機械が使用できない稲作はどうすべきか、そしてドローン播種のための今後の栽培技術について語っていただきました。 日本が空から種を播くことを考えなかった理由 カリフォルニアでは、飛行機から種を撒いて栽培する方法が一般的な栽培技術として普及しているのに、日本ではなかなか実現できていません。 それはなぜかというと、日本の水田区画は小さいながら所有者が異なり、さらに栽培する品種も水田によって違

                                        ドローンによる直播栽培を日本で成功させるために必要なこと【田牧一郎の「世界と日本のコメ事情」vol.14】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                      • HarvestX、植物工場向け自動授粉・収穫ロボット「XV2」を開発 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                        植物工場向けロボットの開発を手がけるHarvestX株式会社は、いちご栽培に必要な受粉や収穫作業を自動で実行する自動授粉・収穫ロボット「XV2」を開発した。 実証試験ロボット「XV1」の改良版 「XV2」は、同社が以前に開発した植物工場向けの実証試験機「自動授粉・収穫実証試験ロボットXV1」を改良した製品。特長は以下の通りである。 「XV2」の特長 多段式の栽培装置に対応 磁気誘導方式を採用した自律走行 交換機能を搭載した収穫トレイ 「XV2」紹介動画

                                          HarvestX、植物工場向け自動授粉・収穫ロボット「XV2」を開発 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                        • スペースシフトら、衛星データで収穫時期を予測し需給の最適化を目指す取り組みを開始 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                          株式会社スペースシフト、株式会社電通グループ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の3者は共同で、人口衛星データを活用して農作物の収穫時期を予測し、調味料など関連商品の広告の種類やタイミングを調整していく取り組みを開始する。 広告効果の向上や廃棄ロスの削減を目指す 今回の取り組みは、電通グループと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」のもと開始した「人工衛星データ活用による広告の高度化を通じた需要の創出と需給の最適化の実現に向けた共創活動」の一環で実施するプロジェクト。 「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」とは、宇宙ビジネスへの進出を目指す民間事業者等と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が協力して、新たな発想の宇宙関連事業を創出する研究開発プログラムのことである。 取り組みでは、電通が開発したテレビ広告の効

                                            スペースシフトら、衛星データで収穫時期を予測し需給の最適化を目指す取り組みを開始 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                          • 気になる植物性ミルク「ライスミルク」とは?栄養価や作り方は? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                            管理栄養士の柴田真希です。 今、さまざまな植物性ミルクが手に入るようになりました。ただ流行っているから……ではなく自分に合ったミルクを飲んで体をサポートしたり、気持ちをリラックスさせたりするのに役立てたいですね。 植物性のミルク「ライスミルク」って何? その名の通り米が主原料となった見た目がミルクのようなドリンクです。「米ミルク」や「玄米ミルク」とも呼ばれています。 手作りで作ることもでき、作り方はとてもシンプルで炊いたごはんと水を合わせるだけ。玄米で作るのがおすすめで、不足しがちなビタミンB群や吸収しにくい食物繊維もとりやすくなります。作り方も簡単なのでこのコラムの最後でご紹介しますね。 市販品は米と麹を使って発酵させているものや、塩や植物油を使って飲みやすくしているものがあります。添加物が入っているものもあるので、原材料をチェックしてできるだけ自分に合ったものを選びたいですね。 でも1

                                              気になる植物性ミルク「ライスミルク」とは?栄養価や作り方は? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                            • 改正種苗法の完全施行で、変わったものと変わらないもの | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                              改正種苗法が、2022年4月1日に完全施行された。 品種登録された登録品種の自家増殖には、育成者権を持つ育成者権者の許諾が必要になった。農研機構や一部の県が育成者権を持つ品種では、許諾の手続きや許諾料が必要になっている。ただし、手続きも許諾料も求めず、従来と対応の変わらない都道府県も多い。 改正種苗法の完全施行の前後では、どのような変化があったのかを具体的に見ていこう。 関連記事 【連載】種苗法改正を考える 連載記事一覧 https://smartagri-jp.com/series/30 農研機構はカテゴリ別に対応 これまで生産者が登録品種の種苗から次の世代を生み出す「自家増殖」は、原則として育種家の知的財産権に当たる育成者権の侵害にはならないとされてきた。 それが4月1日以降、育成者権者の許諾を得た場合にのみ認められるように制度が変わっている。 もともと民間の種苗会社などは自家増殖がで

                                                改正種苗法の完全施行で、変わったものと変わらないもの | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                              • ICT機能搭載の次世代街灯「Secual Smart Pole」によるスマート農業の実証実験スタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                認定農業法人の資格を有する株式会社Flight PILOT、IoT製品の企画・開発・製造・販売を手がける株式会社Secual、集合住宅向けプロバイダー事業等を展開する株式会社ギガプライズの3社は共同で、ICT機能を搭載した次世代型の街灯を利用して農業生産に必要な作業を遠隔から実施するリモート農業の実証実験を開始した。 今回の実証実験は、Secualが提供するICT機能を搭載した次世代型の街灯「Secual Smart Pole」を、Flight PILOTが保有する圃場に設置して、農業生産に必要な作業やデータ管理を遠隔から実施するもの。 実証実験の内容と各社の役割は以下の通り。 実証実験の内容 1.圃場管理 圃場に設置した「Secual Smart Pole」を活用して、温度や湿度、 照度、 水位などの環境データを取得する。 2.農業用ドローン・ロボット農機の自律航行 「Secual Sm

                                                  ICT機能搭載の次世代街灯「Secual Smart Pole」によるスマート農業の実証実験スタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                • 空気中のCO2を活用する施肥装置、CRRAとイノチオアグリが共同研究 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                  一般社団法人炭素回収技術研究機構(CRRA)とイノチオアグリ株式会社は、空気中に含まれる二酸化炭素(CO2)を活用して農作物の収量増大・品質向上を目指す共同研究を開始した。 両者は今回の研究を通じて、農業分野での活用が見込める新しいCO2回収・活用モジュールを開発することで、「農作物の収量増加および品質向上、コスト削減を実現したい」としている。 一般社団法人炭素回収技術研究機構(CRRA)は、東京大学の学生で化学者・発明家の村木風海氏が機構長を務める研究機関。 空気中に含まれるCO2を直接回収する技術やCO2の排出量を大幅に削減する技術、空気中のCO2から石油を製造する技術等の開発を通じて、地球温暖化を防止する方法や人類の火星移住を実現する方法を研究している。2017年には、ボタン操作のみで空気中の二酸化炭素を回収できる装置の開発に成功した。 一方、イノチオアグリ株式会社は、農業用ハウスの

                                                    空気中のCO2を活用する施肥装置、CRRAとイノチオアグリが共同研究 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                  • 農地の貸し手と借り手をマッチングさせる「農地バンク」「全国農地ナビ」の課題 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                    新たに農業を始めたい──そのような希望を持った人が最初に直面する壁が「農地の取得」だ。多額の費用がかかる上、地権者と粘り強く交渉して農地を取得しなければならない。農林水産省はこの問題を解決すべく、新たな仕組みを設けた。それが「農地バンク」だ。また、一般社団法人全国農業会議所では、売りたい(貸したい)農地がインターネットで検索できるよう「全国農地ナビ」をリリースしている。 本記事では、農地バンクと全国農地ナビの現状と今後の課題について考えてみたい。 農林水産省が管轄する「農地バンク」とは 新しく農業を始めたい人の強い味方になりうるのが「農地バンク」だ。正式名称は「農地中間管理機構」と言い、農林水産省が農地を借りたい人と貸したい人を仲介する制度で、2014年度から全都道府県に設置された。 「信頼できる農地の中間的受け皿」をコンセプトに、新規就農者が農地を借りる場合だけでなく、農業をリタイアした

                                                      農地の貸し手と借り手をマッチングさせる「農地バンク」「全国農地ナビ」の課題 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                    • 離乳食のプロ管理栄養士が考える、離乳食のお米選びが大切な理由とは? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                      管理栄養士の大槻万須美です。 赤ちゃんの成長を支える離乳食の中で欠かせないお米。日本で推奨されている離乳食において、お米は赤ちゃんが初めて口にする食べ物です。 赤ちゃんのための離乳食にはどんなお米がおすすめなのでしょうか。 離乳食にお米を使う理由 生まれてから母乳やミルクしか飲んでこなかった赤ちゃんですが、一般的には生後5~6カ月ごろになると、赤ちゃんの成長に合わせて少しずつ離乳食を始めていきます。 初めて口にする食べものは、10倍がゆをすりつぶしてトロトロのポタージュ状にしたものをひとさじだけ。上澄みから始める場合もあります。 初めの1週間は10倍がゆを小さじ1杯から始めて少しずつ増やしていきます。 まずは、赤ちゃんがスプーンに慣れることと、母乳・ミルク以外の食べ物を体が受け入れる準備をすることが目的です。 おかゆは、消化吸収も良く、アレルギーの心配も少ないため、胃腸の働きが未発達な赤ち

                                                        離乳食のプロ管理栄養士が考える、離乳食のお米選びが大切な理由とは? | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                      • 「やさいバス」、ヤマト運輸の宅急便と連携した農産品流通サービスをスタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                        やさいバス株式会社とヤマト運輸株式会社は、2020年6月8日から一部地域より、「やさいバス」のシステムとヤマト運輸の宅急便ネットワークの連携による新しい農産品流通サービスを開始した。 販路拡大をサポート ECを通じてあらゆる商品やサービスを消費者に直接販売することが可能になったが、農産品流通においては出荷団体を介した販売が多くの割合を占めている。その要因には、生産者の高齢化などで、ECを活用した販路開拓の仕方がわからない、物流面でも小ロット多頻度の輸送手段や購入者の希望する輸送品質の確立が必要になるなどさまざまな課題も。 こうした課題解決に向けて、農産品の生産者と購入者を繋ぐシステムを持つやさいバスと、日本全国に張り巡らされた宅急便ネットワークを持つヤマト運輸両社が、経営資源を掛け合わせることで、ECを活用した販路開拓と、送り状の準備などの出荷業務効率化を支援する、新しい農産品流通サービス

                                                          「やさいバス」、ヤマト運輸の宅急便と連携した農産品流通サービスをスタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                        • 高級食材の内部障害を判別して商品価値アップ 放射線技師が挑む光センサーでのわさび解析技術とは | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                          診療放射線技師がわさび農家になった! 現在も神奈川県内の病院で、診療放射線技師として時短常勤で働く飯田訓司さん(46歳)。農業とは無縁の世界にいた飯田さんがわさび栽培に取り組むようになって、今年で4年目になる。 元々、訓司さんの実家は江戸時代から続くわさび専業農家。その8代目となる父の茂雄さんは、全国のわさび生産者が集う全国わさび生産者協議会の会長を務めた経歴を持つ。 静岡県伊豆市(旧・田方郡中伊豆町)の天城山の麓に約1haのわさび沢を保有し、1年を通して主に市場へ出荷。 1kgあたり数万円の値がつく最高級品種「真妻(まづま)種」のわさびを今は専門に栽培している。 飯田さんのわさび田。静岡県伊豆市(中伊豆・湯ヶ島地区)では約350軒の農家が約75haの圃場でわさびを生産。栽培面積、生産量、品質ともに全国一で、主に東京市場などに約150トンを出荷 和歌山県印南町川又(旧真妻地区)が原産で、本

                                                            高級食材の内部障害を判別して商品価値アップ 放射線技師が挑む光センサーでのわさび解析技術とは | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                          • 匠の農家の五感をデータ化して事業承継に!【渡邊智之のスマート農業コラム 第11回】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                            農業生産者は日々“五感”をフル活用して農業に従事している。勘も入れれば六感になる。 静岡のメロン生産者には、海水パンツ姿でハウスを見廻り、まさに肌感覚で農業をされている方もいると聞く。次世代農業生産者(スマートファーマー)を育成するためにも、農業生産者の五感である目、肌、手足、頭脳といった人間の機能を「スマート農業」の活用において置き換えることができるかが重要なファクターとなっている。 五感をつかさどるスマート農業 まず、「カメラ」が目の代用となる。 このカメラを遠隔で制御することで、遠く離れていても見たいタイミングで見たい場所をクローズアップして見ることが可能となり、農業生産者が毎日、何回も圃場やハウスを見廻り、自分の目で様々なチェックしていた作業を大幅に削減することができる。暗闇や人間の目では見えない作物や土壌の状態は、暗視カメラやマルチスペクトルカメラによって撮影することができる。暗

                                                              匠の農家の五感をデータ化して事業承継に!【渡邊智之のスマート農業コラム 第11回】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                            • ロボトラでの「協調作業」提案者の思いと大規模化に必要なこと 〜北海道・三浦農場 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                              北海道音更町の株式会社三浦農場は、全国でもいち早く自動操舵とロボット機能を持つトラクターを導入した。 ロボットトラクターについては、北海道大学が開発している段階から研究者に、複数台が同時に走行する「協調作業」の企画書を持参したという。スマート農業にかける思いとその効果について聞いた。 前編:大規模畑作の経営者が“アナログなマニュアル化”を進める理由 〜北海道・三浦農場 https://smartagri-jp.com/smartagri/3397 三浦農場の三浦さん 規模拡大と相性が良かった、GPSガイダンスシステムと自動操舵装置 三浦農場の代表である三浦尚史さんはもともと、ディスクハローやサブソイラ―などの作業機を製造する東洋農機(帯広市)に勤めていた。この会社員時代に工場での作業改善やグループ活動をしていたことが現在の経営に生かされていることは、前回伝えた通りだ。 同社を辞して、家業で

                                                                ロボトラでの「協調作業」提案者の思いと大規模化に必要なこと 〜北海道・三浦農場 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                              • 加工・業務用野菜向け「スマート農業シンポジウム」が2月18日に開催 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                学校法人東京電機大学が代表機関を務める埼玉加工・業務用野菜スマート農業実証コンソーシアムは、スマート農業実証プロジェクトで実施する取り組みの内容と成果を報告して、加工・業務用野菜に関連した最新の技術を共有する「スマート農業シンポジウム~加工・業務用野菜の機械化一貫体系とサプライチェーン最適化~」を2022年2月18日(金)にオンラインで開催する。参加費は無料。 出典:https://www.maff.go.jp/kanto/seisan/kankyo/smart/attach/pdf/project2020-3-1.pdf 「スマート農業シンポジウム~加工・業務用野菜の機械化一貫体系とサプライチェーン最適化~」は、輸入野菜との競争力強化や農業労働人口の減少を打破するための機械化など、同コンソーシアムが行った実証の成果報告を目的にしたオンラインイベントで、当日は各コンソーシアムの代表者による

                                                                  加工・業務用野菜向け「スマート農業シンポジウム」が2月18日に開催 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                • ドローン直播栽培が日本産米の輸出競争力を高める切り札になる【田牧一郎の「世界と日本のコメ事情」vol.15】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                  海外産コシヒカリの栽培に30年前から米国・カリフォルニア州で挑戦しながら、オリジナルブランドを開発し定着・普及させた株式会社田牧ファームスジャパンの代表取締役、田牧一郎さんによるコラム。 今回は、日本とカリフォルニアの流通コストや経路・ブランドの考え方を比較しながら、日本産米を海外で売るために必要な考え方と、田牧さんが提唱する国内で実現すべきことを解説しています。いま考えるべきは、いかにおいしい米を作るかではなく、いかに低コストで米を作るか、です。 カリフォルニアの単純明快なコメの流通経路 「籾で流通させるアメリカのコメ流通事情」でも書きましたが、カリフォルニアでは生産から消費までの流通経路が非常に単純です。 「生産者」は、「精米業者」が仲介している品種と売買価格で栽培する種子を決定・購入します。水田に飛行機で種子を播き生産・収穫された籾は、大型乾燥所でまとめて乾燥されます。その籾を「精米

                                                                    ドローン直播栽培が日本産米の輸出競争力を高める切り札になる【田牧一郎の「世界と日本のコメ事情」vol.15】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                  • 【スマートアグリが日本農業を救う】大前研一「日本らしさを取り入れた農業改革を」 | ノマドジャーナル

                                                                    【連載第7回】 今、日本の農業は変わらなければならない。食料安保、食料自給率、農業保護などにおける農業政策の歪みにより日本農業は脆弱化し、世界での競争力を失った。本連載では、IT技術を駆使した「スマートアグリ」で 世界2位の農産物輸出国にまで成長したオランダの農業モデルと日本の農業を照合しながら、日本がオランダ農業から何を学び、どのように変えていくべきかを大前研一氏が解説します。連載第7回は、日本がシフトしていくべき高付加価値路線の農業についてお話いただきました。 *本連載では大前研一さんの著作『大前研一ビジネスジャーナルNo.8』より、IT技術を駆使した「スマートアグリ」で世界に名を馳せるオランダの農業モデルと、日本の農業の転換について解説します。 大前研一ビジネスジャーナル No.8(アイドルエコノミー~空いているものに隠れたビジネスチャンス~) ¥1,620 大前研一氏が2015年に

                                                                      【スマートアグリが日本農業を救う】大前研一「日本らしさを取り入れた農業改革を」 | ノマドジャーナル
                                                                    • 農業・農村のDX化に向けた国際シンポジウム、11月30日にオンラインで開催 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                      農研機構が代表機関を務めるSIP「スマートバイオ産業・農業基盤技術」スマートフードチェーン研究コンソーシアムは、「国際シンポジウム~ロボットとデータ活用による農業・農村のDXの実現に向けて~」を2021年11月30日(火)13:00~16:30にオンラインで開催する。参加費は無料 出典:https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/files/symposium2021_flyerA4_1.pdf 有識者による講演やパネルディスカッションを実施 農研機構が代表機関を務めるSIP「スマートバイオ産業・農業基盤技術」スマートフードチェーン研究コンソーシアムは、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期の共同事業体。 今回のシンポジウムでは、農業・農村のDX化、農業データの活用と連携、ロボット農機の社会実装に向けた取り組み、新たな営農管理と農

                                                                        農業・農村のDX化に向けた国際シンポジウム、11月30日にオンラインで開催 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                      • 全国の個人農家オンラインショップを集めた情報サイト「あぐりぽ」がオープン | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                        神奈川県横浜市を本拠にWEBシステムの開発や有機・発酵肥料を使用した農業生産に取り組むソムリー合同会社は、全国の農家が運営するオンラインショップの情報を集めたポータルサイト「あぐりぽ」をオープンした。 オンラインショップの開設や集客アップを支援 「あぐりぽ」は、全国の農家が運営するオンラインショップを紹介するポータルサイト。マップ上に分けられたエリア別の情報を参考に、全国の農家が運営するオンラインショップに直接アクセスできる仕組みになっている。 特長は以下の通りだ。 1.地域別のアンバサダー・サポーターを配置 全国の農家の魅力を発信する地域アンバサダーやオンラインショップの運営をサポートする地域サポーターを各エリアに配置することで地域活性化に貢献する。 2.オンラインショップの構築を支援 オンラインショップを開設していない農家を対象にサイトの初期構築や広告を利用した集客など開設に向けた支援

                                                                          全国の個人農家オンラインショップを集めた情報サイト「あぐりぽ」がオープン | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                        • 「体験」ではなく「経験」を──「おてつたび」に日本の農業界が期待できる理由 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                          日本全体が人手不足に陥っている。特に深刻なのは農業界だ。地方から、働き手となる世代の人が流出し続けている。「地域平均以上の賃金で求人を募集したのに、一件も応募がなかった……」という声も聞かれる。 農業は季節に応じて労働の増減差が激しい。短期的には猫の手も借りたいほど忙しくても周年雇用は難しいのが一般的。これも農業の雇用を難しくする。 そんななか、農業界の人手不足を補うだけでなく、長きにわたる地域の固定ファン獲得に貢献してくれるサービスが「おてつたび」だ。 「おてつたび」は人材紹介業である。わかりやすく言えば、困りごとを抱えた地域と、その困りごとを解決する=お手伝い(仕事をする)ことで収入を貰い旅したい人を結びつけてくれる、新しいサービスである。 本稿では「おてつたび」創業社長の永岡里菜さんに、「おてつたび」が何を目指しているのか、また更なる人手不足が確実視されている未来において「おてつたび

                                                                            「体験」ではなく「経験」を──「おてつたび」に日本の農業界が期待できる理由 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                          • 初心者でも失敗知らず! 唐辛子の栽培方法【AGRI PICK連携企画 第8弾】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                            農業や自然のある暮らしをおしゃれに楽しむアイデアとアイテムをわかりやすくまとめ配信するウェブメディアが「AGRI PICK」です。農業用機械やファッションアイテム、ちょっと楽しい手作りアイデアまで、農業、家庭菜園、ガーデニングに役立つ幅広い情報をまとめています。 そんな「AGRI PICK」さんとの連携企画第8弾となる今回は、「唐辛子の栽培方法」です。 唐辛子の栽培時期や冬越しの方法、収穫のタイミングに害虫対策など栽培のポイントを解説します。プランターや室内でも手軽にピリ辛スパイスが栽培できますよ。たくさんの種類から、好みの辛さの唐辛子を選んで栽培しましょう。 暑い国の野菜というイメージのある唐辛子ですが、日本でも容易に栽培できます。歴史は古く、江戸時代から栽培されているほどポピュラーな野菜なのです。暑い気候を好む性質があるため、猛暑でもしっかり収穫できます。ポイントを押さえてピリッと辛い

                                                                              初心者でも失敗知らず! 唐辛子の栽培方法【AGRI PICK連携企画 第8弾】 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                            • 富士通とFPT、ベトナムでスマートアグリカルチャーを実践 : 富士通

                                                                              English PRESS RELEASE 2015年12月8日 富士通株式会社 FPT Corporation 富士通とFPT、ベトナムでスマートアグリカルチャーを実践 協業の第一弾、「食・農クラウド Akisai」を活用した日本の最新農法を紹介するショールームをハノイに開設 富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中達也、以下 富士通)と、FPT Corporation(本社:ベトナム ハノイ、会長:チュオン・ザー・ビン、以下 FPT)は、2014年10月に発表したスマートアグリカルチャープロジェクト協業において、ベトナム社会主義共和国の首都ハノイに、「FUJITSU Intelligent Society Solution 食・農クラウド Akisai」(アキサイ、日本語通称:秋彩、以下 「Akisai」)を導入したショールーム「Fujitsu - FPT Akisai

                                                                                富士通とFPT、ベトナムでスマートアグリカルチャーを実践 : 富士通
                                                                              • KDDI総合研究所「イチゴの出荷における温度データの検証に関わる実証実験」をスタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                                株式会社KDDI総合研究所は沖縄セルラー電話株式会社と共同で、サプライチェーン上にある多様なデータを遠隔から自動で確認する技術と、イチゴのパッケージに取り付けたセンサーから出荷地点と輸送中の温度情報を収集するシステムを活用した「イチゴの出荷における温度データの検証に関わる実証実験」を開始した。実施期間は、2021年2月1日~2021年2月28日まで。 日本のサプライチェーンは、情報漏えいやデータの改ざん等の危険性から、セキュリティの強靭性を遠隔から確認する技術の開発が進められている。今回の実証実験では、この技術をイチゴの出荷に応用して、輸送中の温度情報や位置情報の異常値を遠隔から検出する技術の検証を目的としている。 出典:株式会社KDDI総合研究所|イチゴの出荷における温度データの検証に関わる実証実験の実施 KDDI総合研究所は、情報および通信を中心とした技術・システムに関する製品の研究・

                                                                                  KDDI総合研究所「イチゴの出荷における温度データの検証に関わる実証実験」をスタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
                                                                                • アスパラガスの施設栽培に衛星データを活用 「天地人コンパス」が実証スタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

                                                                                  JAXA認定の宇宙ベンチャー企業である株式会社天地人は、2020年8月に内閣府宇宙開発戦略推進事務局が公募した「課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」に、衛星データからビニールハウス内の作物に対する日射量を推定する「施設園芸へ横展開を目的とした天地人コンパス機能拡張と栽培実証」が採択されたことを発表した。 「課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」は、衛星データの利活用促進に向けた公募型のプロジェクトで、先進的な成功事例の創出と民間事業者の自律的なソリューション展開を目的としている。 天地人は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員と農業IoT分野に知見のある開発者が設立したJAXA認定のベンチャー企業。地球観測衛星のデータを活用して、気候風土の情報を解析する独自開発の土地評価エンジン「天地人コンパス」を使用し

                                                                                    アスパラガスの施設栽培に衛星データを活用 「天地人コンパス」が実証スタート | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」