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台湾・台北で対面した蔡英文総統(右)と「ソマリランド共和国」のエッセ・カイド・モハムード氏。台湾総統府提供(2022年2月9日撮影・公開)。(c)AFP PHOTO / Presidential Office 【2月9日 AFP】アフリカのソマリア北部で一方的に独立を宣言している「ソマリランド共和国」の外相エッセ・カイド・モハムード(Essa Kayd Mohamoud)氏が台湾を訪問し、蔡英文(Tsai Ing-wen)総統と9日に会談した。カイド氏は会談の中で、台湾について「アフリカとアジアでの民主主義の闘士である2者による特別かつ歴史的な関係だ」とたたえた。 カイド氏は会談で「国際的なパートナーの協力を認めない威圧的ないしは脅迫的な全ての措置は、地域と世界が必要とする平和と安全を促進するのに寄与しない」と、ソマリアや中国の動きをけん制した。 双方は、2020年に代表機関を相互に設置。
ソマリア、ケニアと断交 ソマリランド首脳歓待に怒り 2020年12月16日00時51分 【図解】ソマリランド 【モガディシオAFP時事】ソマリア政府は15日、隣国ケニアと断交すると発表した。内政干渉を「繰り返している」と非難し、7日以内の国外退去をケニア外交団に命じ、ケニア駐在の大使らも呼び戻す。 【地球コラム】22歳の元日本人女性軍曹が兵役後に考えたこと 断交の理由の詳細について、ソマリア政府は明かしていない。ただ、ソマリア政府から半独立状態の「ソマリランド共和国」のムセ・ビヒ「大統領」が14日、ケニアを訪れ、ケニヤッタ大統領から歓待されていた。ケニアとソマリランドは15日、共同声明を発表し、来年3月末までにソマリランドの「首都」ハルゲイサにケニア総領事館を開設し、ケニアはソマリランドへの直行便も就航させると約束した。 国際 新型コロナ最新情報 日韓関係 香港問題
台北の台湾総統府で、「ソマリランド共和国」の「外相」に当たるエッセ・カイド・モハムード氏(左)と会談する蔡英文総統。台湾総統府提供(2022年2月9日撮影・公開)。(c)AFP PHOTO / Presidential Office 【2月12日 AFP】アフリカのソマリア北部で一方的に独立を宣言している「ソマリランド共和国」の「外相」に当たるエッセ・カイド・モハムード(Essa Kayd Mohamoud)氏は11日、ソマリランドの外交関係について「中国の指図は不要だ」と述べ、訪問している台湾との結束を示した。 ソマリランドは1991年、ソマリアからの独立を一方的に宣言。国際的に国家承認を得られていない。台湾とソマリランドは2020年に相互に代表処(大使館に相当)を設置するなど、近年結び付きを強めている。 中国外務省の趙立堅(Zhao Lijian)報道官は今週、「(台湾が)分離主義を模
ソマリアの首都モガディシオで行われた、ソマリアから一方的に独立を宣言したソマリランドとエチオピアが覚書に調印したことに抗議するデモ(2024年1月3日撮影)。(c)ABDISHUKRI HAYBE / AFP 【1月4日 AFP】エチオピアは1日、ソマリアから半独立状態にある「ソマリランド共和国」との間で、同共和国の海運サービスや軍事施設へのアクセスに道を開く覚書に調印した。ソマリアは主権侵害だとして反発しているが、エチオピアは3日、違法ではないと反論した。 覚書の内容は広範にわたり、エチオピアがソマリランドから総延長20キロの海岸線を50年間、租借することも盛り込まれた。内陸国エチオピアが紅海(Red Sea)へのアクセスを確保できることになる。 これを受けソマリアは、「いかなる法的手段」を使ってでも自国領を守ると宣言。この問題を協議するための国連安全保障理事会(UN Security
今回取り上げるのは『謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』。2013年に本の雑誌社から初版が出て、その4年後に集英社から文庫化された作品です。 著者の高野秀行さんは「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」なるポリシーのもと活動を続けるノンフィクション作家で、丸山ゴンザレスさんを筆頭にヤバげな冒険家たちが敬愛してやまない超絶ヤバイ方。 余談ですが、7月22日に公開された映画『犬部!』の原作者である奥様の片野ゆかさんに対して、私は「高野さんと連れ添うのはそうとう肝が据わってないと無理だろうな」と勝手な想像を膨らませ、同じ女性として密かに憧れています。見た目も込みでめちゃくちゃイイ女。いろいろ見倣いたいです。 二重の意味でブッ飛んだ取材方法 さて、本著の舞台となるソマリランドは1991年にソマリア連邦共和国より分離した自称独立国。
『謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』高野秀行 集英社文庫 2021.5.26読了 ずっと前から高野秀行さんの本を読んでみたくてようやく手にしたのがこの本。書店には数多くの文庫本が並んでいた。1番分厚くて躊躇したけれど、講談社ノンフィクション賞を受賞されており1番売れている本だったためこの本を選んだ。 ソマリランドってどこ?ソマリアは聞いたことあるけれど、ソマリランドとは別?いまいちピンと来ない。アフリカということはわかるけれど位置もわからない。そんな無知の状態だったのだが、読了した今、かなり詳しくなった。 家から出たことのない子供が外に初めて出た時に何でも興味を持つように、または籠の中の鳥が自由になった途端羽ばたいていくかのように、知らない世界を知ることの楽しさみたいなものを再認識した。 アフリカ東部の北側ソマリランドは、実は国連からは国と認められてい
イラクのペリス山頂に立つマム・アリ。クルド人は昔から山岳地帯で暮らし、今も自分たちの国をもとうと戦っている。クルドのアーカイブは、アリのような人々の物語を保存しようとしている。(PHOTOGRAPH BY EMILY GARTHWAITE) 消えつつある自分たちの存在した記録を命懸けで守ろうとする人々がいる。 イラク北部に位置するクルディスタン地域はクルド人の自治区だ。その文化の中心であるスレイマニヤでは、もう日が暮れかけていた。 65歳になるセディク・サリが、私に頼み事があると言う。いつもは物腰が柔らかで笑顔を絶やさない彼が、この時ばかりは真顔だった。「族長(シャイフ)に尋ねていただけませんか。それほど多くの手稿を集めてこられたのですから、一部を“ジーン”に譲ってはいかがかと」。その日の晩、私はある高齢のシャイフとの面会を許されていた。少数民族クルドの手稿に関して有数のコレクションをもつ
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