最近、「物忘れ」を訴えて来院される40〜60歳くらいの働き盛りの人が増えていると、ブレインケアクリニックの今野裕之院長はいいます。また、来院者は組織のなかで重要な仕事を任されている人が大半だそうです。その症状は、「ただの物忘れ」なのか「若年性認知症」なのか……高齢者だけではない「認知症」のサインと治療法、改善方法について詳しくみていきましょう。 【関連記事】認知症を若年発症しやすい人の特徴!脳に快適な刺激を与える「3つの予防術」【医師が解説】 若年性認知症とは「認知症の総称」 認知症とは、様々な原因によって認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。 認知症といえば高齢者が発症するイメージが強いですが、最近では40〜60歳くらいの「働き盛り」の人にも認知症と疑われる症状が増えているのです。 たとえば先日来院したのは50代の男性で、会社の役員をしている方でした。徐々に仕事で