映画『トスカーナの幸せレシピ』の感想・評価・内容・結末 イタリア人らしい映画だと思います。元気で明るい、そしてハッピーエンドです。簡単にいうと人生をしくじった元一流シェフとアスペルガー症候群の青年がタッグを組んで自身の人生を見つめ歩んでいく物語です。でも映画はそれだけでは面白くありません。物語の中で障害を設けなければ平坦になってしまいます。実際のわれわれの人生も何かしらのアクシデントがあるように映画ではもっと助長したアクシデントを設ける必要があります。 この映画では腕は良いが短気な性格が災いしてトラブルばかり起こす一流シェフがアスペルガー症候群の青年と出会うことで心を入れ替え優しい人間に変わっていくのですが、「惜しい」のです。ちょっと詰めが甘いというか、、、、。主人公のアルトューロがアスペルガー青年グイドのどこを見て心を入れ替えていくの過程が今ひとつわからなかったのです。アルトューロは冒頭