世界トップクラスの貿易量伸び率を誇るチャオプラヤー川の河川港、クロントゥーイ港(PAT)。その周辺にはタイ最大のスラム街が広がっています。 もともとは港湾作業に携わる出稼ぎ労働者のコミュニティーとして人口が増えはじめ、現在の住民数は推定10万人。不法移民も多く、正確な数字はタイ政府も把握できていません。 以前に比べてだいぶ治安は良くなったと言われているものの、例えば同地区ではいまも火事が多く、出火原因のほとんどが麻薬中毒者によるコカインやヘロインのあぶりというから、まだまだ課題は山積。 相変わらず差別は根深く、スラム出身を理由に教育の機会も職業の選択肢もかなり限定されてしまっているのが実状です。 今回は、そんなクロントゥーイの人々をサポートするライフスタイル・ブランド、FEEMUE(フィームー)を紹介します。 高いデザイン力 タイ語で技術や腕前を意味するFEEMUEは、スラムの女性たちが経