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フォルモサの検索結果1 - 3 件 / 3件

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フォルモサに関するエントリは3件あります。 台湾歴史 などが関連タグです。 人気エントリには 『神を燃やす | フォルモサ南方奇譚⸺南台湾の歴史・文化・文学 倉本知明』などがあります。
  • 神を燃やす | フォルモサ南方奇譚⸺南台湾の歴史・文化・文学 倉本知明

    こんな奇譚がある。 その昔、東アジアに覇を称えたオランダ船が、深夜台湾海峡を航海中に一隻の賊船を発見した。指揮官の合図の下、百戦錬磨のオランダ兵たちは賊船に一斉射撃を行った。ところが、賊船からは一発の銃声も上がることはなく、ただ彼らの周囲をぐるぐる周航するばかりであった。よもや無人船かと勘繰ったが、船の上には確かに人影のようなものが見える。やがて夜の帳が薄いオレンジ色に染まった頃、オランダ兵たちは再び正体不明の賊船に向けてジッと目を凝らした。 船には誰もいなかった。 巨大な船内には色とりどりの紙糊で作られた大量の人形と、得体の知れない数柱の神像だけが載せられてあったのだ。オランダ兵たちは大いに驚き、慌ててこの不気味な無人船から身を引いた。彼らは一様に口を噤んでいた。いったい、その不気味さをどのように形容してよいのか分からなかったのだ。 数日後、賊船に向けて発砲したオランダ兵の半数は、まるで

      神を燃やす | フォルモサ南方奇譚⸺南台湾の歴史・文化・文学 倉本知明
    • フォルモサ 台湾と日本の地理歴史 - 平凡社

      フォルモサ 台湾と日本の地理歴史 自称台湾人の詐欺師による架空の台湾・日本紹介。広く読まれ18世紀の極東認識や『ガリヴァー旅行記』にも影響を与えた世紀の奇書。

        フォルモサ 台湾と日本の地理歴史 - 平凡社
      • フォルモサ・イデオロギー | 台湾ナショナリズムの勃興 1895-1945 | みすず書房

        17世紀以来の漢族系移民の入植地であり、清帝国の省であった台湾は、日清戦争後に日本へ割譲され、51年にわたりその植民地支配下に置かれた。本書は、植民地台湾において、ナショナリストたちがいかにしてその空間を自らのネーションとして想像するにいたったのか、それがなぜ祖国復帰を目指す中国ナショナリズムではなく「台湾ナショナリズム」として発展したのかを、その領域的基盤の形成とイデオロギー形成の両面から論じるものである。 日本の植民地主義は、地理的、人種的、文化的に近接する人々を支配し、国民的共同体に従属的に包摂することを目指すものであった。西洋への反動として生じた明治以来の日本の国民国家形成の延長であったそれは、西洋によって再び植民地化されることへの恐怖に囚われていたがために、植民地臣民に同化を迫りつつも、差異を保ち、自らの優越性を維持する必要があった。それは、類似性と差異性を恣意的に操作し、周縁の

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