50歳と43歳の錦鯉――史上最年長のチャンピオンが誕生した2021年のM-1。ファイナリスト10組中5組が初登場、さらに“非吉本”が5組という異例の大会だった。出場した漫才師たちのインタビューから、あの“12月19日”の舞台ウラに迫る。 大会前から大きな注目を集めたのが初出場のランジャタイだ。ときに「天才芸人」とも呼ばれる彼らは2番手で「風でネコが飛ばされてくる」というネタを披露。628点で最下位に終わったが、本人たちはこの結果をどう受け止めたのだろうか? (全3回の1回目/#2、#3へ) 「ジム・キャリーはM-1にきません」 ――まずM-1決勝のネタのことをおうかがいしたいのですが、当然、準決勝を突破したネタをするのかなと思いきや、準々決勝で披露した方のネタでした。ネコが体に入ってしまうという、いかにもランジャタイらしいネタでした。 国崎 あっちの方を見せたかった、というのがでかかったで