【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 著者は、現在(株)ミスミグループ本社のシニアチェアマン(企業功績を称えるポジション)で、経営立て直しのプロフェッショナルであり、自身が務める会社(ミスミ)を急成長させた凄腕経営者です。 この物語は、著者が(株)コマツの「産機事業本部」の事業再生に携わった経験をベースとして書かれています。 実体験をベースとしているだけあり、この物語は臨場感に溢れ、登場人物の描写が非常にリアルで、それぞれ違う立場の人々のその心の変化までがよく伝わってきます。 ただ、個人的に気になるのは、各場面で大活躍する登場人物の年齢が自分よりずっと若い事です。 ここで、感情移入のハードルを感じました。(笑) 経営がうまく行っていない会社の経営者の方、または社員の方がこの本を読むと、「そう、そう!」と興奮して、ページを