防衛省が中国海軍の空母「遼寧」の発着艦などを写真付きで随時公表していたことに対し、中国側が不快感を示したことについて、岸防衛相は「よほど気に入らなかったのか」などと述べた。 防衛省によると、中国海軍の空母「遼寧」は5月2日から21日にかけて、沖縄南方の太平洋上で300回を超える艦載戦闘機などの発着艦を行った。 防衛省は連日、「遼寧」などの動向を発表し、その際、発着艦が行われる様子などの写真を公開してきた。 中国国防省の報道官は26日、「日本の艦船や戦闘機はネット上で遼寧の『御用撮影師』と呼ばれている。このような撮影師は必要ない」などと述べていた。 これに対して、岸防衛相は31日の会見で、日本周辺の警戒監視活動は「防衛・警備の観点から当然」と述べた上で、「国際法に則って、安全に配慮した上で行った」と強調した。 また、中国側が写真の公表に不快感を示したことについては、「よっぽど気に入らなかった