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中島眞一郎の検索結果1 - 9 件 / 9件

  • 彼女がしたことは犯罪なのか。あるベトナム人技能実習生の妊娠と死産(1)|ニッポン複雑紀行

    2020年11月15日は仕事のない日曜日だった。熊本県南部のみかん農園で働く21歳の技能実習生が、双子の赤ちゃんを死産した。部屋の中で、たった一人だった。 妊娠に気づいてからはすでに半年が経っていた。ベトナムに無理やり帰らされることを恐れ、雇い主にも、妊娠の相手方にも、誰にも言えなかった。病院にも行けなかった。前日まで働いたが、体調が悪化し、夜には耐えがたい痛みに襲われた。 一晩中苦しんだ。たくさんの血が出た。いつからか、おなかの中から反応はなくなっていた。産まれた子どもは、双子の赤ちゃんは、息をしていなかった。泣き声も、どんな声も、聞こえてはこなかった。 私はこの記事でリンさんのことを書く。レー・ティ・トゥイ・リンさんは検察に起訴された。つまり、検察はリンさんのしたことが犯罪だったと言っている。そして、リンさんは無罪を主張している。 ここでは二つの主張がぶつかっている。有罪なのか、無罪な

      彼女がしたことは犯罪なのか。あるベトナム人技能実習生の妊娠と死産(1)|ニッポン複雑紀行
    • 「無罪信じてたのに」支援者ら落胆 ベトナム人実習生、控訴審でも有罪 死産児遺棄事件|熊本日日新聞社

      「無罪信じてたのに」支援者ら落胆 ベトナム人実習生、控訴審でも有罪 死産児遺棄事件 熊本日日新聞 | 2022年01月19日 21:39 熊本県芦北町で2020年11月、孤立出産の末に死産した双子の男児の遺体を自宅の棚に放置したとして、死体遺棄の罪に問われたベトナム人技能実習生の被告(22)の控訴審判決で、福岡高裁(辻川靖夫裁判長)は19日、懲役8月、執行猶予3年とした熊本地裁判決を破棄し、改めて懲役3月、執行猶予2年を言い渡した。 ◇     ◇ 「無罪を信じていたのに」-。死体遺棄罪に問われたベトナム人技能実習生の被告(22)を、一審に続き有罪とした19日の福岡高裁判決。被告が帰国させられると恐れて孤立出産に追い込まれた経緯を酌んで減刑しながらも、遺棄罪の成立自体は認めた司法判断に、支援者らは落胆した。 「原判決を破棄する」。辻川靖夫裁判長が法廷でそう切り出すと、支援者らに期待が広がっ

        「無罪信じてたのに」支援者ら落胆 ベトナム人実習生、控訴審でも有罪 死産児遺棄事件|熊本日日新聞社
      • 技能実習制度 - コムスタカ―外国人と共に生きる会

        コムスタカ―外国人と共に生きる会 Kumustaka-Association for Living Togehte with Migrants ベトナム人技能実習生(レー・ティー・テュイ・リンさん、以下、リンさん)は、2020年11月19日に死体遺棄容疑で熊本県警に逮捕されました。 そして、同年12月10日に熊本検察庁により同罪で起訴されました。 約2ヵ間警察署で勾留されていましたが、2021年1月21日に、保釈金200万円で保釈が認められ釈放されました。 保釈が実現したことで、弁護側が、リンさんの意思により、有罪を認めて情状酌量による執行猶予を得る方針から無罪主張へ方針を変えたため同年2月2日の刑事裁判の第一回公判は、裁判所の職権で取消しとなりました。 2月12日無罪主張を受け、裁判所は公判前整理手続(証拠や争点整理)を行うことを決定しました。 この刑事裁判で、無罪を認めさせていくために

        • 妊娠した彼女を独りにしなかった人たち。あるベトナム人技能実習生の妊娠と死産(3)|ニッポン複雑紀行

          その日は朝から大雨だった。2019年11月24日。長崎では、多くのカトリック信者たちが雨ガッパを羽織ってフランシスコ教皇の到着を待ち侘びていた。ローマ教皇として38年ぶりの来日。前日の夕方に羽田に到着した教皇は、翌朝のフライトで最初の訪問地である長崎へと降り立った。 その後、車で長崎市内に入った教皇は、最初に爆心地公園で核廃絶を訴え、次いで豊臣秀吉によるキリシタン弾圧が行われた西坂の丘でも演説を行った。そして昼ごろ、「パパ様」は長崎県営野球場に現れた。3万人が集う巨大なミサ。いつの間にか、雨は上がっていた。 多くの日本人信者に混じって、ミサにはベトナム人の若い妊婦も参加していた。技能実習生のマイさん(仮名)。マイさんは21歳だった2年ほど前に来日し、熊本県の工場で実習生として働き始めた。そのうち熊本市内の教会にも通うようになり、そこで知り合ったほかの信者たちと一緒に長崎を訪れることになった

            妊娠した彼女を独りにしなかった人たち。あるベトナム人技能実習生の妊娠と死産(3)|ニッポン複雑紀行
          • 妊娠や死産を言わなかったから遺体の梱包は遺棄に当たる。罪に問われたベトナム人実習生、控訴審判決の論理(望月優大) - エキスパート - Yahoo!ニュース

            1月19日水曜日、孤立出産での死産の末に死体遺棄罪に問われたベトナム人技能実習生リンさんに対する控訴審判決が下された。 「原判決を破棄する。」 判決冒頭で福岡高裁の辻川靖夫裁判長がこう述べたとき、熊本地裁での有罪判決(懲役8月、執行猶予3年)が覆され、逆転無罪が出るのかと思った。しかし、その直後に続いた言葉から、それが一瞬の思い違いであったことがわかった。 「被告人を懲役3月に処する。この裁判が確定した日から2年間その刑の執行を猶予する。」 控訴審は原判決の問題を認め、これを破棄した。だが懲役を8月から3月まで大きく減刑し、執行猶予も3年から2年へと短くしながら、それでもなお有罪を維持したのである。控訴審判決は一体何をしたのか。一審判決の何を否定し、何を残し、何を新たに付け加えたのか。判決文の論理を確認していきたい。記事の最後には主任弁護人の石黒大貴弁護士とのQ&Aを収録し、リンさんが会見

              妊娠や死産を言わなかったから遺体の梱包は遺棄に当たる。罪に問われたベトナム人実習生、控訴審判決の論理(望月優大) - エキスパート - Yahoo!ニュース
            • 中島みゆきの「魂の歌声」に圧倒され、救われた人々の証言(週刊現代) @gendai_biz

              困難に打ちのめされて、絶望の淵に突き落とされる。もうダメかもしれない。そんなとき、彼女の声は僕たちの背中を力強く押してくれた。暗くて、重い。だからこそ中島みゆきの歌は胸に響くのだ。 ずっと怒っている 「中島さんと初めて会ったのは、彼女がまだ19歳のころでした。素顔の中島さんは、本当にナチュラルで物腰の柔らかい人。彼女の生み出す、力強くエネルギーの籠もった曲のイメージとは裏腹です。ギャップのある、いくつもの表情を持っている。それが中島さんという人間なんです。 ただ、彼女にはずっと変わらないテーマがある。強い者が弱い者を踏みつけて成り立つ社会に対して、激しい怒りを持っているんです。 いつだって世間は厳しいし、生きていくのは大変なこと。ですが、どんな状況にあっても、自分の人生の舵は自分で取らなければいけない。困難に立ち向かっている人を歌で励ます、それが彼女の信念なのでしょう」 デビュー前の中島み

                中島みゆきの「魂の歌声」に圧倒され、救われた人々の証言(週刊現代) @gendai_biz
              • 彼女はなぜ誰にも相談できなかったのか。あるベトナム人技能実習生の妊娠と死産(2)|ニッポン複雑紀行

                今、日本で働く技能実習生は40万人弱にのぼる。2011年には14万人だったから、たった10年で3倍近くに増えた。 かつては中国出身者の割合が圧倒的だったが、2010年代を通じてベトナム出身者がおよそ半数を占めるまでに急増した。妊娠のことを誰にも言えず、孤立出産での死産の末に起訴されたリンさんも、そのうちの一人だ。 【前編】彼女がしたことは犯罪なのか。あるベトナム人技能実習生の妊娠と死産(1) 熊本の農園で働く技能実習生のリンさんは、強制帰国を恐れ、妊娠を誰にも言えず、部屋で一人、双子を死産した。出血も多く、恐怖と混乱の中で、一日部屋にいた。それが犯罪だとして21歳の彼女は起訴されてしまう。彼女がしたことは本当に「犯罪」なのか? 技能実習生と聞くと男性労働者のイメージのほうが強いかもしれない。だが、実際にはその4割以上を女性が、そして8割近くを10代と20代が占めている。30代まで含めれば9

                  彼女はなぜ誰にも相談できなかったのか。あるベトナム人技能実習生の妊娠と死産(2)|ニッポン複雑紀行
                • 祝島からNYへ 希望の共同体を求めて ・高橋源一郎 ほか/朝日新聞 - 薔薇、または陽だまりの猫

                  80歳近いおじいさんが、ひとりで水田を耕している。その水田は、おじいさんのおじいさんが、子孫たちが食べるものに困らぬよう、狭く、急な斜面ばかりの島で30年もかけて石を積み上げて作った棚田だ。子どもたちは都会へ出てゆき、ひとり残されたおじいさんが、それでも米を作るのは、子どもや孫に食べさせるためだ。息が止まるほど美しい空や海に囲まれた水田の傍らでおじいさんが話している。次の代で田んぼはなくなるだろう。耕す者などいなくなるから。 「田んぼも、もとの原野へ還(かえ)っていく」といって、おじいさんは微笑(ほほえ)む。そして、曲がった腰を伸ばし、立ち上がる。新しい苗代を作るために。 山口県上関町の原発建設に30年近く反対し続けている祝島(いわいしま)の人たちを描いた映画「祝(ほうり)の島」(〈1〉)の一シーンだ。 人口500人ほどの小さな島には、ほとんど老人しか残っていない。その多くは一人暮らしの孤

                  • さるさる日記 - ピンちゃんの赤貧日記

                    過去の日記 2008年09月(32) 2008年08月(32) 2008年07月(32) 全て表示 日記内を検索 お気に入り 赤貧日記 ブログ版 中島みゆき研究所 NAKAJIMA MIYUKI OFFICIAL SITE さるさるおすすめ こだわりショッピング 無料日記を借りよう! メニュー プロフィール メールを送信 お友達に知らせる 携帯へURL送信 更新お知らせ GET XML New! 管理者ログイン パスワード 何時に寝て何時に起きたんだかわからない。天気は悪くなかったみたい。でも、寒かった。 ずーっとテレビを点けながら、ネット巡回。もちろん焼酎水割りを飲みながら。時間が長かったから、肴も、ゆで卵、ししゃも、塩ホルモン、ジンギスカンと多彩だった。 ・・・ ○麻生太郎、小沢一郎に見て欲しい「最後の授業」ランディ・パウシュ http

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