物価の高騰やコロナの影響で博物館や美術館などが深刻な影響を受けています。 近年のミュージアムの閉館の状況を、一般社団法人「路上博物館」が独自に調査しました。結果、2022年までは年約10件だった閉館が2023年には21件と約2倍に増加。今年(2024年)は9月の時点ですでに14件に上っていることがわかりました。 こうしたミュージアムの閉館は、報道でもほとんど実態が明らかにされていません。そこで、私たち路上博物館はこれを「サイレント閉館」と名付けました。「サイレント閉館」とは、誰にも注目されずひっそりと閉館が進む状況です。 全国各地で進む「サイレント閉館」に注目し、貴重な資料をどう守り伝えていくか考え行動するきっかけを作るために報道関係者の皆様のご協力をいただければと思います。 ※本調査でのミュージアムとは、博物館・美術館・資料館・動物園・水族館・植物園・科学館などの施設で、「有形及び無形の