ブリヂストンは1月から、経営執行体制を変更するとともに、新しい人事制度へと移行した。経営執行体制・組織を刷新するにあたっては組織階層をシンプルにし、執行役員制度を廃止する一方、スペシャリスト職を新設。人事制度改革では現行のメンバーシップ型にジョブ型コンセプトを一部導入した、ブリヂストン流のハイブリッド型制度に移行するとともに、年功序列型の評価、報酬制度を廃止した。改革に至った理由や新たな制度が目指すものについて、竹内昌之人事戦略企画部長、加藤寛人事報酬企画・管理課長に聞いた。 ジョブ型コンセプトを一部導入し独自のハイブリッド型へ ■人事制度改革によりハイブリッド型を導入した背景 当社はこれまでタイヤの製造・販売を中心に事業を継続してきたが、昨年発表した中長期事業戦略が示す新たな方向性を踏まえた時、現行の人事制度のままで果たして良いのかという振り返りがあった。 現行の人事制度には年功序列や一