青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、高レベルの放射性廃液を冷却する機能が一時停止したトラブルについて、事業者の日本原燃は、作業員が冷却用の水を循環させる稼働中の配管のバルブを誤って閉じた可能性が高いとする調査結果を明らかにしました。 六ヶ所村の再処理工場では今月2日、高レベルの放射性廃液を保管するタンクの一つで、冷却設備がおよそ8時間停止し、日本原燃が原因を調べていました。 冷却用の水を循環させる配管は2系統ありますが、調査の結果、作業員が工事中の配管を閉じる指示を、誤って稼働中の配管のバルブを閉じた可能性が高いと、会見で明らかにしました。 日本原燃によりますと、バルブの表示が不明確で、指示が口頭のみだったなどとして、トラブルがあった建屋の500か所余りで系統や弁の開閉状態が分かるようバルブにタグをつけるなど、今月末までに対策するとしています。 日本原燃は、調査結果や再発防止