●コロナで5カ所に減らす JR金沢駅の切符売り場「みどりの窓口」が連日、大混雑となり、利用者から不満の声が上がっている。新型コロナの感染収束に伴って鉄道需要が回復する中、平日でも順番待ちの長蛇の列ができ、中には1時間以上並んだという客も。JR西日本は改善を急ぐが、窓口業務を担える駅員の数が足りず、券売機の利用を促すなど急場しのぎの対応が続く。 ●新社会人や外国人客増加 3月29日午後1時半ごろ、北陸新幹線の自動改札口横にある「みどりの窓口」内は順番待ちの列で満員となり、売り場外に約20人が並んだ。40分かかって切符を買い終えた客は疲れ切った表情を浮かべた。 みどりの窓口には受け付けが5カ所あるものの、駅員の姿があったのは3カ所だけ。大学生沢谷悠希さん(20)=大阪市=は「これだけ列になっているのだから窓口を増やしたらいいのに」といら立ちを隠さなかった。 JR西日本金沢支社によると、ここ最近