北米市場への進出を視野に入れたK-POP ドラマとともに注目すべきなのがK-POPである。そのグローバル展開の基盤を作ったのが、音楽系の制作、マネジメント会社だ。 韓国のポップミュージックをK-POPと呼ぶようになったのは、日本では1980年代後半にJ-POPという言葉が使われて以降のことである。韓国では演歌から派生したトロット、テクノミュージックの影響を受けたポンチャックなどの独自の音楽が作られてきたが、SMエンタテインメントの設立によって、潮流が変わっていく。 元アーティストであった創業者のイ・スマンが日本のアイドルシステムをベースにして、独自のアイドル育成方式を考案し、ダンスミュージックを意識したアイドルを育てていった。当初は国内市場に集中していたが、2000年代には北米市場への進出を視野に入れた。 韓国のエンタメ会社は軒並み過去最高売り上げを記録 韓国コンテンツ振興院によると、20