広島原爆の日の式典、周辺での「平和運動」を締め出しへ 公園一帯で「入場規制」、プラカードやのぼりは禁止 8月6日の広島市の平和記念式典で、原爆ドーム周辺を含めた平和記念公園の全域に入場規制を広げる市の方針が波紋を広げている。メイン会場から離れたエリアも手荷物検査を受けないと入れず、プラカードやのぼりの持ち込みを禁止。安全対策を理由とするが、法的根拠はなく行きすぎた表現規制との懸念も。背景には近年の平和行政の変質も指摘される。(山田雄之、山田祐一郎)
長崎市の鈴木市長は、8月9日の長崎原爆の日に行う平和祈念式典にイスラエルの駐日大使を招待しないことを決めたと発表しました。「政治的な判断ではなく、式典を平穏かつ厳粛な雰囲気のもと円滑に行うため」と説明しています。 8月9日の長崎原爆の日に行う平和祈念式典の招待国について、イスラエルがイスラム組織ハマスと戦闘を続ける中、長崎市は6月、イスラエルの駐日大使を招待するかどうかの判断をいったん保留し、即時停戦を求める書簡をイスラエル側に送っていました。 長崎市の鈴木市長は31日臨時の記者会見を開き、「式典で不測の事態が発生するリスクなどを懸念し、参列者の安全確保や円滑な運営のため判断を保留してきたが、式典まであと9日となった現時点でもリスクへの懸念に変わりがない。大変苦渋の決断だが招請しないことを決めた」と述べ、イスラエルの駐日大使を招待しないことを決めたと発表しました。 理由について鈴木市長は「
広島原爆の日(8月6日)の平和記念式典を巡り、広島市はパレスチナ自治区ガザ地区に侵攻するイスラエルを招く一方、日本が国家承認していないことを理由にパレスチナを招待していない。そこで市民有志が駐日パレスチナ常駐総代表部に働きかけ、同日夜に平和記念公園(広島市中区)で開かれる集会に、ワリード・シアム大使がオンラインで参加することになった。 集会は、ガザ侵攻への抗議活動を続ける市民が企画。パレスチナとの連帯や停戦、虐殺中止などを訴える音楽イベントとして、原爆ドーム対岸付近で午後7時半から開く。 当日は海外にいてオンラインで講演する予定のシアム大使は招待に感謝し、「パレスチナ、特にガザで続いている残虐行為に目を向けてほしい。私たちは世界と共有すべき平和のメッセージを持っている」としている。 広島市は近年、各国の駐日大使らを紛争の有無にかかわらず招いてきたが、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった20
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