自民党参院幹事長などを務めた吉田博美・前参院議員が26日、死去した。70歳。通夜、葬儀は未定。関係者が明らかにした。 吉田氏は金丸信・元党副総裁の秘書や長野県議を経て、2001年の参院選長野選挙区で…
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10月26日、自民党の吉田博美・前参院幹事長が死去した。夏に体調不良で引退してから間もなくのことだっただけに驚いた。 吉田氏につけられる冠は「参院のドン」をおいてない。政治は“ドン”がいないとピリリとしないが、参院自民党というブラックボックスめいた空間を束ねる吉田氏はまさに一級の役者であった。 とはいっても、吉田氏が実力者として耳目を集めるようになったのは、実は最近のことだ。テロ等準備罪が俎上にのぼった2017年国会の策士ぶりが大きなきっかけだった。かつて竹下登は「歌手1年、総理2年の使い捨て」と言ってみせたが、寿命2年のドンとは奇妙な響きである。一種異様であり、それが後世に吉田氏を見るとき、深い霧のようになるのではないか、と思われるのだ。 後述する2017年国会における“暗躍”まで、私の吉田氏に対する印象は大したものはない。国交族。元金丸信秘書の根回し政治家。跳ねっ返りの山本一太氏までも
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