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国会図書館の検索結果1 - 6 件 / 6件

  • 帝国議会会議録検索システムで全期間の本文テキストデータが利用できるようになりました(付・プレスリリース)|国立国会図書館―National Diet Library

    2024年8月23日 帝国議会会議録検索システムで全期間の本文テキストデータが利用できるようになりました(付・プレスリリース) 国立国会図書館は、帝国議会会議録検索システムにおいて、戦前・戦中期分(明治23(1890)年11月~昭和20(1945)年8月)の速記録の画像データ(合計約27万ページ)からOCR(光学的文字認識)処理により作成した本文テキストデータを、新たに公開しました。 これにより、既に本文テキストデータを提供している戦後期分(昭和20(1945)年9月~昭和22(1947)年3月)と合わせて、帝国議会の全期間にわたり、速記録に掲載された質疑や議案本文などの全文検索とテキスト表示ができるようになりました。 ぜひご利用ください。 なお、今回公開した戦前・戦中期分の本文テキストデータは、人手による校正を行った戦後期分と異なり、OCR処理による文字の認識間違い(誤字・脱字)や認識不

    • 岩波文庫の永井荷風『断腸亭日乗』に私のnoteが引用される!|Theopotamos (Kamikawa)

      先日、永井荷風『断腸亭日乗』が岩波文庫として出版されました。今まで抄録は岩波文庫に入っていましたが、今回は全編が収録予定で今後続々と刊行される予定とのことです。『断腸亭日乗』のすべてを閲覧するには今まで『荷風全集』(特に1990年代に岩波書店から出版されたもの)を参照するしかなかったので気軽にアクセスできるようになるのはありがたいです。(『荷風全集』は国会図書館デジコレに収録されていますが館内限定公開。) 岩波文庫の表紙 それだけではなく、今回の文庫の目玉は圧倒的なボリュームがある註釈です。ボリュームのある註釈では、以下の記事で紹介した柳田国男『明治大正史世相篇』(角川ソフィア文庫、2023年)が非常に良かったので、今回の『断腸亭日乗』も楽しみにしていました。 そこで、この註釈を確認してから購入しようと思って近くの書店に行って立ち読みしてみると、拙noteでも度々紹介している平澤哲雄の註に

        岩波文庫の永井荷風『断腸亭日乗』に私のnoteが引用される!|Theopotamos (Kamikawa)
      • 共産党の内部統制と民主集中制と志位委員長

        2年前の衆院選において、吉良よし子日本共産党常任幹部会員が述べた表現規制発言について「共産党の良く分からん奴」、「こんな女性議員のちょっとした発言」などとして共産党全体の問題とはしない擁護が見られた(https://anond.hatelabo.jp/20231126202929) だが、共産党員が外部に対して意見を表明する場合、党の意に反した発言をすることができない。これを民主集中制という。(https://anond.hatelabo.jp/20230212205420) はてなにおいてもとある共産党員のブロガーが除名に追い込まれたことで、一部で話題になった。(https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/2023/09/07/015416) では、民主集中制が具体的にどういうものなのか、志位委員長はそれにどう向き合ってきたのかを、志位委員長が書いた論文「変

          共産党の内部統制と民主集中制と志位委員長
        • 謎の男・平澤哲雄の生涯とその年譜|Theopotamos (Kamikawa)

          1. はじめに―本当に謎の男なのか? 気が付けば今年も終わりである。本来であれば、私が研究しようとしている柳田国男、鶴見俊輔、吉本隆明などの論考を1年の成果としてここに発表するべきであるかもしれないが、正直に申し上げると、例のウイルスによる混乱、私自身の多忙、そして怠惰によって、これらの人物の調査はあまり進まなかった。数少ない今年進んだと思われる成果は、当時一発ネタのつもりで以下の記事に取り上げた謎の男・平澤哲雄のことである。哲雄は、国会図書館の管理している典拠データが検索できるWeb NDL Authoritiesで検索しても、名前だけしか載っておらず生没年も不明であった。 そのため最初は上記の記事で終わらせるつもりであったが、哲雄は現在でも著名な人物と広く交流していたため、彼の足跡を示す資料が意外と残されていることに気づいた。それらの資料を調べることで平澤に関していろいろなことが分かり

            謎の男・平澤哲雄の生涯とその年譜|Theopotamos (Kamikawa)
          • 国宝のWikipedia記事の書き方――東京国立博物館の資料館がすごい! - けざわメモ

            本日8月21日に東京国立博物館で開催されたエディタソン、ウィキマニア2024東京に参加してきました。今回は[[墨台、水滴、匙]]のWikipedia記事を作成しました。かの聖徳太子が『三経義疏』の執筆に用いたとする寺伝があり、国宝にも指定されている名品です。 ©Sailko, CC BY-SA 3.0, Wikimedia Commonsより 名前に読点が入っていることからなんとなく想像がつくと思うのですが、本品は非常にリサーチしにくい品でして、執筆に際して東京国立博物館の資料館が大いに活躍しました。ということで今回は[[墨台、水滴、匙]]を書くにあたってのリサーチ手順と、東京国立博物館の資料館の素晴らしさを書いていこうかと思います。 資料探し - WEB編 資料探し - 国立国会図書館編 資料探し - 都立中央図書館編 資料探し - 東京国立博物館資料室編 画像探し 東京国立博物館資料室

              国宝のWikipedia記事の書き方――東京国立博物館の資料館がすごい! - けざわメモ
            • 15 十五万両の代償 十一代将軍家斉の生涯 佐藤 雅美(2007) - 小説を 勝手にくくって 20選!

              十五万両の代償 十一代将軍家斉の生涯【電子書籍】[ 佐藤雅美 ] 価格: 943 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 10代将軍徳川家治の唯一の男子である家基が急死した。吉宗の血が濃く英邁と評判も高い、田安家の定信が後継として相応しいと思われたが、定信は田沼意次によって白河松平家に出されていた。一方一橋家の治済は、家治の子を身籠もった側室を貰い受け、子として育てていた。家治はその子の家斉を養子に迎えて、後継に据える。 家治と田沼意次によって将軍に就任した家斉だか、真っ先に田沼意次を失脚させる。意次への恨みが残る松平定信は、家斉の父治済を通じて将軍後見人か老中の職を求め、田沼政治を根絶することに執念を燃やす。治済も我が子家斉が田沼意次の傀儡になることを恐れて、定信と手を組む。 定信の性格は剣呑で陰湿だった。寛政の改革と呼ばれた定信の政道は、質素倹約に徹底する、将軍家斉の意向を全く無視したもの。

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