27日も長野県松本市で震度3の揺れを観測するなど、今月上旬以降、長野県中部を震源とする地震が群発しています。専門家は、「しばらくは揺れに伴う土砂崩れや雪崩に注意が必要だ」と指摘しています。 今月に入ってから発生した震度1以上の揺れを伴う長野県中部を震源とする地震は、27日午後5時までに57回に上っています。 この地域の地震活動に詳しい京都大学防災研究所の大見士朗准教授によりますと、体に感じない揺れを含めると地震は数百回ほど起きているということです。 また、地震活動は上高地の盆地の東の縁にある「徳本峠」付近から始まり、次第に北西方向へ広がっているということです。 大見准教授によりますと、この地域では過去にも群発地震が繰り返し発生していて、最近ではおととし11月に活動があったほか、平成23年の東日本大震災の直後や、平成10年にも活発な地震活動があったということです。 これまでの研究で、この地域