4月21日取次搬入で『すべての雑貨』 という本を刊行いたします。 著者は、西荻窪の雑貨店「FALL」の店主、 三品輝起さんです。 この本がデビュー作となります。 三品さんの素晴らしさをどう説明すればいいのか、 いつも迷うのですが、まず、FALLという店が 素晴らしいのです。 しかし、この本は雑貨の良さを語る本ではありません。 21世紀に入って爆発的に増えた雑貨屋、 さらにいえば、雑貨とはなにか? を一から考えた本です。 「世界がじわじわと雑貨化している気がする。 これは豊かになって物の種類が増えたから、ってだけじゃない。 それまでは雑貨とみなされてなかった物が、 つぎつぎと雑貨に鞍がえしているせいなのだ。」 昨今、本もまた雑貨のように扱われるときがあります。 本だけではありません。レコードも、美術も、実用品も、 なにもかもが雑貨のように扱われる。 というか、雑貨のように見える。 雑貨化した