多くのサービスや業務システムで多要素認証が広く使われている。キーマンズネットが実施した「ID/パスワードに関するアンケート」では、回答者の半数以上が「多要素認証を採用している」と回答した(2024年2月時点)。パスワードと比較してよりセキュアなログインが可能になるからだ。 だが多要素認証をただ導入しただけでは、安全を保つことができない。実際に2022年以降、多要素認証を突破する攻撃が急増しており、全世界で月間200万件以上の事例が報告されている。 多要素認証を安全に使う方法、攻撃に対応する方法を把握し、従業員がそれを理解して実践することが重要だ。 本ブックレット(全17ページ)では、多要素認証を突破する攻撃手法とそれを防ぐ方法、攻撃事例、多要素認証を導入する際に留意すべきポイントを紹介する。