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大学入試問題の検索結果1 - 5 件 / 5件

  • nix in desertis:国公立大・世界史の入試問題の論述字数の不安定性について(1)総字数編

    大学入試問題は,基本的に昨年の傾向・形式が維持されると予期される。大学入試は選抜であるともに,その大学の講義についていけるだけの学力があるかどうかを測ることが目的であるから,大学の特色に沿った入試問題が課されるのである。結果として蓄積された過去問は「欲しい学生像」を伝えるメッセージとなっている。 ところが,受験世界史において意外と不安定なものがある。国公立大学の論述字数である。一回の試験で課される論述字数の多寡は,試験の傾向を決める大きな要素である。試験時間あたりの総論述字数が多ければ,制限時間の中で急いで知識を整理して文章をまとめる処理能力を測っているということになる。この場合,問題の要求自体は易しいことが多い。逆に,試験時間あたりの総論述字数が少なければ,比較的ゆとりのある試験時間の中で熟考する能力があるかを測る設定になっている。たとえば,字数が安定している大学を選んで言及すれば,筑波

    • nix in desertis:国公立大・世界史の入試問題の論述字数の不安定性について(2)小問編

      昨日の続き。大学入試問題の論述字数を考える際,もう一つ論点になるものがある。1小問の字数である。小問別で考えた場合,大論述問題の有無は影響が大きい。150字程度までの字数で問われる論述問題は,一部の例外を除くと辞書的な説明や,教科書の1ページに収まる範囲の叙述が求められるものが多い。これに対して200字を超える問題は,散らばった複数の時代や地域を叙述させたり,比較させたり,歴史的意義を解答させたりするものが多い。後者を受験業界で一般に大論述と呼ぶ。 大論述と小論述の違いは長距離走と短距離走のようなもので,鍛え方も異なってくる。たとえば,東京大学の世界史の入試問題は,600字程度の大論述1問,60~120字程度の小論述が5・6問,一問一答の語句記述問題が約10問という構成で,総論述字数は1000字前後である。それぞれで大論述では大風呂敷の文章構成力,小論述では端的にまとめる能力,語句記述では

      • QRコード切符への切り替えが進む!英国で誕生した鉄道切符200年の歩み | CBC MAGAZINE(CBCマガジン)

        沖縄のモノレール「ゆいレール」に那覇空港駅から乗車した時のことである。切符を買って自動改札機に向かったのだが、その切符は機械の中を通すのではなく、画面にタッチするものだった。そこにはQRコードが印字されていた。JR東日本をはじめとする首都圏の鉄道8社が、現在の磁気式の切符を、2026年度以降にQRコード式に切り替えると発表した。そのニュースに、かつて「ゆいレール」で体験したことを思い出した。 英国生まれの鉄道切符鉄道に乗車する時には切符が求められる。その歴史は、19世紀前半の英国にさかのぼる。英国は“鉄道発祥の地”である。記録によると、最初の頃は紙に1枚1枚、行先や発車時刻などを手で書いたものを切符として使用していたそうだ。しかし、当然これにはとんでもなく時間がかかった。そこで、トーマス・エドモンソンという駅長が考えたのが、切符を印刷することだった。あらかじめ発着する駅の名前や運賃などを木

          QRコード切符への切り替えが進む!英国で誕生した鉄道切符200年の歩み | CBC MAGAZINE(CBCマガジン)
        • ネイティブの英語でよく聞く“out of the blue”どういう意味?

          麗澤大学外国語学部教授 上智大学大学院修士課程修了。英語教育・英語教員養成が専門。 20年以上、旺文社の『全国大学入試問題正解 英語』の解答者として、大学入試問題を分析している。その中で、なぜ多くの日本人が難解な大学入試の英文を理解できるのにもかかわらず、いつまでも話せるようにならないのかと疑問に思い、中学校や高校で学習する英文法と英単語の知識をいかに定着させるか、またそれらを実際の運用にどのようにつなげていくかに関心を持って研究を行っている。主な著書に、『英単語・熟語ダイアローグ1800』(旺文社・共著)、『50トピックでトレーニング 英語で意見を言ってみる』(ベレ出版)、『英語で論理的に賛成・反対が言えるトレーニング』(ベレ出版)、『図式で攻略! 英語スピーキング』(DHC)、『4コマ漫画で攻略! 英語スピーキング』(DHC・共著)、『パターンで攻略 英語スピーキング入門』(DHC・共

            ネイティブの英語でよく聞く“out of the blue”どういう意味?
          • 世界が求める日本製「エレキギター」実は信州生まれ、その歴史と魅力を探訪 | CBC MAGAZINE(CBCマガジン)

            グループサウンズが好きだった。当時まだ小学生だったが、ザ・タイガース、ザ・スパイダース、ザ・テンプターズ、ブルー・コメッツ、そしてオックスと、今でも次々と名前が浮かぶ。そんな時、耳にはエレキギターの音がよみがえってくる。全身に響いてくるビート。米国生まれの「エレキギター」だが、日本で大きな進化を遂げた。そして、その成長の舞台は風光明媚な信州の松本だった。 エレクトリックギター、通称「エレキギター」は、弦の振動を電気信号に変換してスピーカーから出すギターである。1930年代に、米国のジャズギタリストが、バンドの中でギターソロを弾く時に使ったことが最初だと伝えられている。長野県松本市、山々に囲まれて、江戸時代から木を使って家具を作る木工産業が盛んな土地。さらに1年を通して湿度が低く、日本国内でも有数の乾燥した気候で知られる。木材を乾かすことには適していて、多くの家具メーカーがあり、やがてその技

              世界が求める日本製「エレキギター」実は信州生まれ、その歴史と魅力を探訪 | CBC MAGAZINE(CBCマガジン)
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