「ボイス・オブ・バチェプロット」の(左から)ボーカルとギターのフィルダ・マーシャ・クルニアさん、ドラムのエウス・シティ・アイシャさん、ベースのウィディ・ラーマワティさん。インドネシアの首都ジャカルタで(2021年4月8日撮影)。(c)BAY ISMOYO / AFP 【6月19日 AFP】イスラム教徒の女性がかぶるヒジャブ姿でヘッドバンギング。インドネシア人の小柄な女性メンバー3人によるヘビーメタルバンド「ボイス・オブ・バチェプロット(Voice of Baceprot、VOB)」は今や世界の大物ロックスターにも注目される存在だが、ここまで来るのに試練も味わった。それは、親を説得して活動を認めてもらう闘いだった。 3人は世界最大のイスラム人口を持つ自国内で開催される音楽フェスティバルに何度か出演して腕を磨いてきた。バンド名は「やかましい声」を意味する。バンドを結成したのは2014年で、3人