ロシアの国営宇宙企業「ロスコスモス」は20日、月に向かっていた無人探査機「ルナ25」が月に衝突したと発表し、月面に着陸する計画は失敗した。 ロスコスモスは20日、11日に打ち上げられたロシアの無人探査機「ルナ25」が、月面着陸前の本来の軌道を外れて月面に衝突して消滅したと発表した。 「ルナ25」は21日に、探査機としては史上初めてとなる月の南極近くへの着陸を目指していたが、19日に異常事態が発生し、交信不能になったとして捜索が続いていた。 今回の失敗は、ロシアの宇宙開発計画にとって大きな打撃になるとみられる。