おびただしい足跡の化石と、複製を示す鹿野勘次さん(右)、藤岡比呂志さん=11日午後2時17分、岐阜県可児市下切 岐阜県可児市下切の可児川左岸の約1800万年前の地層から、哺乳(ほにゅう)類とみられる足跡の化石が大量に見つかった。岐阜聖徳学園大学の非常勤講師・鹿野勘次さん(62)が11日、現地で明らかにした。大小約650個が確認され、この時代の足跡化石群としては国内最大級の規模という。この足跡化石群が見つかったのは県の河川改修工事の現場で、年度内には削りとられてなくなる見通しという。 鹿野さんらの説明によると、足跡化石は昨年6月、地質見学会の下見をしていた同県関市立寺尾小学校教頭の藤岡比呂志さん(50)が見つけ、鹿野さんと協力して調査を続けてきた。現場は川に沿った約300平方メートルの泥岩地帯。河川改修工事の準備で露出した地表で、サイなどの奇蹄(きてい)類や鹿などの偶蹄(ぐうてい)類、そ