たくさんの印象的なモチーフが登場する「エイエイ」のエピソードですが、ピーナッツもそのひとつ。 千葉出身の主人公・瑛美さんにとっては、田舎の少女時代を思い出す懐かしい味。そして、病に蝕まれつつある母につながるほろ苦い味。 ※【コマ引用】「令和の家政婦さん」(小池田マヤ/双葉社)2巻より 泥付きピーナッツ、ネギ、里芋……。 クールで都会的、顔色ひとつ変えず辣腕を振るうバリキャリだけど、彼女の根っこにはいつも土にまみれた素朴な食べ物がある。 家政婦の里がふるまう、こうした食材を使った料理の数々が、瑛美さんから色んな表情を引き出していくのも見どころです。 さて、早く秋がこないかうずうずとしていたのは、生落花生の季節を待っていたからです。 里が瑛美さんに用意した、ラグジュアリーな「寝酒のあて」、塩ゆでした生落花生をムージャン油と紹興酒に浸したおつまみ。 これが美味しそうで美味しそうで。 ※【コマ引用