タイでは日本と同じかそれ以上に麺をよく食べる。 有名なタイの麺料理と言えばパッタイだが、パッタイとはタイ風炒めという意味で、麺が違えば別料理になる。平べったい麺で作ったらクイティオ・パッタイ。中華麺を使ったらバミー・パッタイである。同じソース味だけど焼きそばと焼うどんと名前が変わるようなものだ。 麺の種類も豊富で、コメの麺だとクイティオ、センヤイ、センミー、カノムジン、クイチャップ、キアムイーなどがある。小麦の麺だとバミー。春雨のウンセン。料理によって使い分ける。少なくともコメの麺のバリエーションの豊富さは日本を遥かにしのいでいる。 嫁はコメよりも麺のほうが好きで、少なくとも一日一回は麺を食べないと気が済まないようだ。日本でもタイの輸入品やベトナムの類似品が簡単に手に入るので、新宿や池袋に定期的に買い出しに行くのだが、新型コロナの影響で外に出られず、タイの麺を切らしてしまったことがあった。