11日、東京都千代田区の日本製鉄本社前で、日帝強占期の強制動員被害者の遺族、イ・チャンファンさん(右から4人目)が横断幕を広げている=ホン・ソクジェ特派員//ハンギョレ新聞社 「私はイ・チュンシクの息子、イ・チャンファンです。今この瞬間、とても苦しくて、情けない気持ちです」 今月11日、東京都千代田区の日本製鉄本社前で、日帝強占期の強制動員被害者の遺族、イ・チャンファンさんは、このように述べた。イさんは日本製鉄に対して「強制動員の被害者に対する最小限の反省と率直な謝罪の一言が、そんなにきつく、難しいのか」として、「今あなたたちがなすべきは真の謝罪と賠償だ。それを直ちに実践することを強く要求する」と声を強めた。 イさんの父親の故イ・チュンシクさんは、1924年に現在の光州市光山区(クァンジュシ・クァンサング)で生まれ、1943年1月に岩手県の日本製鉄釜石製鉄所に連れて行かれ、強制労働に苦しめ