並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 5 件 / 5件

新着順 人気順

思い出の検索結果1 - 5 件 / 5件

  • 実家の近所に住むじいさんを車に乗せて買い物に連れて行った三日後

    そのじいさんが亡くなった。 昨年に父が亡くなり、私の実家は車を処分したので、実家に帰省するときはレンタカーを予約する。この連休もそうした。 安いので、地元の自動車修理工場がフランチャイズでやっているインディーズ系レンタカーにしてみたら、受付してくれた事務の親切な女性は、レンタカー約款を読み上げる間中修理工場から爆音で流れてくる演歌のUSENに向かって突然「ああうるさいっ!」とブチぎれ、「あなたもうるさいと思うでしょう!?」と私に同意を求め、同僚に修理工場につながるドアを閉めさせると、「最後に乗っていたのは平成15年式のbB(みんなの地元のDQNがよく乗ってたやつ)です。令和になってもまだ乗ってました」というある意味SDGsでは? みたいなことを平気で言う私に、令和2年式フィットハイブリッドという、まさに隔世の感というほかない車の操作方法をとても丁寧におしえてくれた。 そんな調子で車を借りて

      実家の近所に住むじいさんを車に乗せて買い物に連れて行った三日後
    • いるはずのない親戚がXで見つかった話|岡田 悠

      26年生きて初めて知ったのですが、オモコロの岡田悠さんが僕の親戚でした — 移住計画 (@izyukeikaku) January 2, 2024 「オモコロの岡田悠」とは僕のことだ。呟いているのは「移住計画」さんという3万人のフォロワーを抱えるアカウントで、センスのいいインテリアの写真が多数上がっている。26年生きて、と書いてあるから、26歳の方なのだろう。 だが僕には、26歳の親戚はいない。 ついでにセンスのいいインテリアに詳しい親戚もいない。 この方の勘違いだろうか。あるいは「初めて知った」と書いてあるから、隠れた遠い血縁関係があるのかもしれない。 Xで見つけた親戚?に連絡を取る気になって、その移住計画さんにDMを送ってみた。 曖昧な尋ね方をしたのは、匿名アカウントの移住計画さんに対して、個人を特定できるような質問をぶつけづらかったからだ。 そしたらすぐに返事をいただけた。 グレーで

        いるはずのない親戚がXで見つかった話|岡田 悠
      • 死ぬときに思い出す傑作『イギリス人の患者』

        死ぬときに思い出す小説の一つ。 あれを読めば良かったとか、これがまだ途中だったとか、未練は必ずあるはずだ。どんなに読んでも足りることはないから。そんな後悔の中で、エピソードや描写を思い出し、読んでよかったと言える作品の一つが、『イギリス人の患者』だ。 映画が公開されたときだから、20年以上前に読んだのだが、いま再読しても美しい。詩的で情緒豊かに紡がれる、四人の男女の破壊された人生の物語だ。 あらすじはシンプルだ。 第二次世界大戦の終わり、イタリア北部の半ば廃墟となった修道院が舞台となる。そこで生活を共にするのは、看護婦のハナ、泥棒のカラヴァッジョ、インド人の工兵のキップ、そしてイギリス人の患者となる。人生のわずかな期間にすれ違う男女が、自身の半生を思い出す。 ただし、けっして読みやすい、ストレートなお話ではない。 時系列は無警告で前後するし、エピソードの粒度や解像度はバラバラだ。後になって

          死ぬときに思い出す傑作『イギリス人の患者』
        • HOKAスニーカー、KALDIコスパ最強ワインなど、編集部が「買ってよかった!」と思っているモノ - ソレドコ

          2024年6月(3週目)の「編集部が買ってよかったもの」を紹介します! 脇汗のニオイを抑えるデオドラントクリーム、千切りスライサーと合わせて使うと最高なスライサープロテクター、コスパ最強ワインなど、実際に試してみて「よかった!」と実感するおすすめ商品ばかりです。気になるものがあったら、チェックしてみてくださいね。 年単位、月単位とやってきましたが、あまりにもたくさん買い物をするので紹介が追っつかず、ついに週単位となりました。 買ってよかったもの2023と先週分はこちら 👇気になるアイテム名をタップでジャンプできます QB 薬用デオドラントクリーム イッシ ザ ヘアミルク シルキーモイスト 京セラ スライサープロテクター HOKA ONE ONE(ホカオネオネ) Bondi8(ボンダイ8) レッドウッド カベルネ・ソーヴィニヨン(赤) QB 薬用デオドラントクリーム 夏になるとどうしても気

            HOKAスニーカー、KALDIコスパ最強ワインなど、編集部が「買ってよかった!」と思っているモノ - ソレドコ
          • 結婚式やお葬式でハトを飛ばす会社 (1/2) :: デイリーポータルZ

            1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:雨も爆破も熱湯風呂も全部やる「特殊効果」の会社でビリビリ椅子を受けてきた > 個人サイト 右脳TV きっかけは「鳥ブーム」 都内から車を走らせること1時間半ほど。訪れたのは群馬県太田市。 住宅地の中に木々がこんもりとした丘があり、ナビはその中に入るよう示している。ここですか?と、車1台ほどの幅の道をそろそろと進むと……たくさんのハトたちがお出迎えしてくれた。 大きなハト小屋が2つ。左はもともと喫茶店だった建物を改装したもの 中にはたくさんの白いハトたちが! ここに違いない。こんなにハトがいるのに、ここじゃなかったらビックリする。 車から降りた我々を「こんにちは!」とよく通る声で出迎えてくれたのは、ハ

              結婚式やお葬式でハトを飛ばす会社 (1/2) :: デイリーポータルZ
            1