借金をするときに連帯保証人を付けた場合、借りた人が約定どおりに返済しないと連帯保証人に債権者から請求が行くことになります。借りた人が自己破産の申し立てをした場合にも同じように連帯保証人に請求が行きますが、個人再生の申し立てをした場合にはどうなのでしょうか? 今回は、債務者が個人再生をした場合に債権者から連帯保証人へどのような請求が行くのかを解説します。 1.個人再生 債務整理の方法の一つに個人再生があります。 個人再生は破産と同様に裁判所を利用して行われる手続ですが、破産と異なるのは、返済を継続していく形で債務を整理して行くところです。 ただ、返済する金額は元の債務額の5分の1程度(最低額は100万円)に減額することができるため、債務者としては手続前よりも負担を少なく返済をすることができるところに大きなメリットがあります。 他方、債権者の立場からすると、債務者が破産をすれば債権の回収はほと