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日本論の検索結果1 - 3 件 / 3件

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日本論に関するエントリは3件あります。 人気エントリには 『近代化を成し遂げた志士に学べ:エジプトの“知の巨人”イサム・ハムザが語る日本論』などがあります。
  • 近代化を成し遂げた志士に学べ:エジプトの“知の巨人”イサム・ハムザが語る日本論

    イサム・ハムザ氏は中東・アフリカ圏で最も日本情報に通じた学者の一人だと言われている。技術・産業を支える思想、政治、経済、行政制度など幅広い分野で総合的に日本研究を行うことの意義を聞いた。 イサム・ハムザ Isam HAMZA エジプト日本科学技術大学のリベラルアーツ・カルチャーセンター長。専門は、日本思想史。1956年、エジプト生まれ。カイロ大学文学部日本語日本文学科卒業後、1978〜91年、大阪大学大学院に留学。博士(文学)。エジプト・ミスル科学技術大学言語・翻訳学部学部長、カタール大学日本語・日本文学部長、カイロ大学文学部副学部長などを歴任。『明治、変革を導いた人間力』『竹取物語』など日本語文献のアラビア語への翻訳も多数手がける。令和3年度外務大臣表彰を受賞。 エジプト人は東洋人 イサム・ハムザ氏は、アラブ世界で日本語教育・日本研究の中心的な役割を担うカイロ大学日本語日本文学科の第1期

      近代化を成し遂げた志士に学べ:エジプトの“知の巨人”イサム・ハムザが語る日本論
    • 通俗日本論の研究①:堺屋太一『峠から日本が見える』

      本連載では、作家・評論家などが執筆した通俗的な日本論の分析を行っていく。ファクトチェックによって間違いをあげつらうのではなく、なぜそのような日本論が当時発表されたのかという、社会的な背景についても考察していきたい。 俗に「プレジデント史観」という言葉がある。『プレジデント』などのビジネス誌にしばしば載る、歴史の教訓をビジネスに活かそうという記事の総称である。「織田信長に学ぶリーダーシップ」「坂本龍馬に学ぶ交渉術」といった類の記事を目にした方は多いだろう。 こうした記事がいつ頃から量産されるようになったかはまだ調べていないが、元祖「プレジデント史観」論者と言えば、堺屋太一になるのではないか。説明するまでもないが、堺屋太一は通産官僚から小説家・評論家に転じ、以後も経済企画庁長官に就任したり橋下徹を支援したりするなど政界にも深く関与した、多彩な活動で知られた知識人である。大阪万博・沖縄海洋博など

        通俗日本論の研究①:堺屋太一『峠から日本が見える』
      • 通俗日本論の研究②:渡部昇一『日本史から見た日本人 古代篇』

        渡部昇一『日本史から見た日本人 正・続』(産業能率短期大学出版部、1973~77年、のち祥伝社から古代篇・鎌倉篇として刊行)に示された〝渡部史観〟と現代の保守論壇との間には、連続と断絶がある。『万葉集』や「十七条憲法」、国風文化の絶賛などは、百田尚樹『日本国紀』(幻冬舎、2018年)にも継承されている。 一方で受け継がれなかったのは、記紀神話の重視である。『日本国紀』は考古学の研究成果に基づいて旧石器時代や縄文時代、弥生時代などを記述している。 ところが渡部は「考古学の偏重」を批判し、「考古学の進歩は、もちろん歓迎されるべきものであり、その価値は疑うべくもない。しかし考古学による研究で歴史がわかると考えるのも、はなはだ危険である」「考古学的発見から出発して日本史を再建するのは、排泄物から、それをやった者の思想を推測するようなことになるのではないだろうか」とまで言っている。 渡部によれば、「

          通俗日本論の研究②:渡部昇一『日本史から見た日本人 古代篇』
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