8月15 瀬尾育生『吉本隆明の言葉と「望みなきとき」のわたしたち』ノート カテゴリ:思想 批評 文学 哲学吉本隆明 存在 欲望 倫理 戦争 震災 原発 人類 吉本隆明というひとりの思想家が「戦争」を生き、「戦後」の情況と戦いながら、絶えず「現在」を繰込む「世界認識の方法」を問いつづけて来た人類史的な意味を、ひとりの詩人であり、批評家である瀬尾育生という同時代者が、吉本隆明亡き後の「問いの在り方」を明示しながら問う姿に、私の心は惹きつけられた。一度は読み通した書物だが、再読が進むにつれ、「これはノートして、公開すべきだ」という思いにかられた。 そこでとりあえず、「引用ノート」を公開しながら、私のコメントを適時加えてゆくことにした。気長に付き合っていただきたい。「望みなきとき」のために・・・ *** 瀬尾育生『吉本隆明の言葉と「望みなきとき」のわたしたち』(言視舎 2012年) ー 聞き手: