8月に撮ったトクサ(砥草、木賊)の胞子嚢穂(ホウシノウスイ、胞子葉がたくさん集まって穂状になったもの)です。 ツクシ(土筆)にそっくりな形ですが、トクサはツクシの仲間で、同じトクサ科トクサ属のシダ植物だからのようです。 ツクシは食べられますが、トクサは残念ながら、堅くてとても食べられません。 食べられないのですが、トクサは有能でいろんな使われ方をしてきたようです。 茎にケイ酸という物質を含んでいて硬いので、木工品の仕上げ用の研磨や、爪を磨くのに使われてきたようです。 高級ツゲ櫛や木工品の研磨には今も使われていると言われますが、滝廉太郎はこれで爪をよく磨いていたと言われます。(^_^) 話を胞子嚢穂に戻します。 写真では黒い点々がたくさんついていますが、胞子は散布されてしまっているのだろうと思います。 こちらは黄色い胞子嚢穂ですが、若いもので胞子を放出する前のもののようです。 トクサは、この