村上正邦氏死去、88歳 元自民参院議員会長 2020年09月10日11時42分 村上正邦氏 自民党参院議員会長、労相を務め、「参院のドン」と称された村上正邦(むらかみ・まさくに)氏が10日午前4時半、埼玉県朝霞市内の病院で死去した。88歳だった。福岡県出身。葬儀の日取りなどは未定。 〔写真特集〕追悼2020 拓殖大卒。国会議員秘書を経て1980年、参院選旧全国区で初当選した。当選4回。92年、宮沢改造内閣の労相として初入閣。その後、党参院幹事長、参院議員会長を歴任した。与野党逆転下の参院で野党幹部と気脈を通じ、国会対策に精通。実力者として君臨した。 2000年4月に小渕恵三首相が脳梗塞で倒れた際には、青木幹雄官房長官、森喜朗幹事長、野中広務幹事長代理、亀井静香政調会長と善後策を協議。密室で森首相誕生の流れをつくったとして「5人組」と呼ばれた。 01年2月、ケーエスデー中小企業経営者福祉事業