とんぶりはコキア(ほうきぎ)の種子です。このほうきぎは、4月下旬~5月上旬に苗床を作り、6月上旬に定植し、8月中旬頃小さな花を咲かせ実を付けます。9月下旬、収獲作業が始まりますが、とんぶりは実が小さく風に飛ばされやすいので、この収穫期に心配なのが台風の到来です。生産者の方は収穫が終了するまで大変ですね。 「とんぶり」の名の由来については、「ぶりこ(ハタハタの卵)に似た、唐伝来のもの」を意味する「とうぶりこ(唐ぶりこ、唐鰤子)」が省略され、転訛したものとする説が有力です。外見は魚の卵のようで淡い緑色、味も淡泊でプリプリした歯ざわりのよさは、「畑のキャビア」「和製キャビア」「陸のかずのこ」などと形容されます。 刺身、しらす、ながいも、納豆、酢の物などの付け合わせとして、江戸時代から食されてきました。各種ビタミンやミネラルがバランス良く含まれた健康食品です。 おすすめは、納豆や、すりおろした山の