先日、「高い費用を払って留学するなんて、今どき時代遅れだ」と主張し、Twitterを中心に議論を巻き起こした堀江貴文氏。パンデミックにより国境を超えるハードルがグッと上がってしまった背景もあり、海外留学を延期した人や迷っている人も多いはずだ。 オンラインでも良質な学びが得られる時代に、果たして海外留学に高い費用を払う価値があるのか。絶対的な正解はないとしても、経験者の声に耳を傾けることで、何かヒントが得られるかもしれない。 そんな背景から、デザイナーとして東京で約3年間勤務した後、26歳でフィンランド・アールト大学の Collaborative and Industrial Designコースへ進学、2年間の通学により修士号を取得した川地真史さんに「海外留学の価値」を聞いた。 人間は「環境」と「関係性」で変化する生き物 風が冷たくなってきた9月の終わり、ヘルシンキで川地さんに対面した。留学