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短篇集の検索結果281 - 292 件 / 292件

  • 織守きょうやさんの読んできた本たち 「アルスラーン戦記」は今読み返しても最高|好書好日

    織守きょうや(おりがみ・きょうや) 1980年ロンドン生まれ。2012年に『霊感検定』で第14回講談社BOX新人賞Powersを、15年に『記憶屋』で第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。2021年、『花束は毒』で第5回未来屋小説大賞を受賞。ほかの著書に『黒野葉月は鳥籠で眠らない』『花村遠野の恋と故意』『響野怪談』『幻視者の曇り空──cloudy days of Mr.Visionary』などがある。 >「作家の読書道」のバックナンバーは「WEB本の雑誌」で 好きな作品はいろんな翻訳を読む ――織守さんはプロフィールに「ロンドン生まれ」とありますね。いつまでそちらにいらしたのですか。 5歳までイギリスにいて、小学校の6年間は神戸、中学の3年間はドイツ、高校の3年間はイギリスという感じです。 ――なるほど。では、いちばん古い読書の記憶といいますと。 本当に古い読書というと、たぶん幼児の頃の

      織守きょうやさんの読んできた本たち 「アルスラーン戦記」は今読み返しても最高|好書好日
    • 「若者の読書離れ」というウソ - 平凡社

      この20年間で、小中学生の平均読書冊数はV字回復した。そんな中、なぜ「若者は本を読まない」という事実と異なる説が当たり前のように語られるのだろうか。各種データと10代が実際に読んでいる人気の本から、中高生が本に求める「三大ニーズ」とそれに応える「四つの型」を提示する。「TikTok売れ」の実情や、変わりゆくラノベの読者層、広がる短篇集の需要など、読書を通じZ世代のカルチャーにも迫る。 はじめに 第一章 10代の読書に関する調査 第二章 読まれる本の「三大ニーズ」と「四つの型」 第三章 カテゴリー、ジャンル別に見た中高生が読む本 第四章 10代の読書はこれからどうなるのか あとがき

        「若者の読書離れ」というウソ - 平凡社
      • 柴崎友香『ビリジアン』について(質問応答7/25) - describe,

        以下に。https://t.co/2h72QAYNJx.... 続き→https://t.co/F1bmZZ8ypi#マシュマロを投げ合おう pic.twitter.com/7SbgxHFcdg — (∵`)<hiroki_yamamoto (@hiroki_yamamoto) 2021年7月25日 20歳のころ、それこそまさにクロード・シモンが表現していたような、テクストにおける複雑な操作を、比喩的なものとしてではなく、生々しい肉体における圧としていかに読み、書くか、ということに悩んでいた自分にとって、『ビリジアン』は、非常にシンプルな手つきでもってそれを達成しているように感じて、熱中していた、というところがあると思います。実際、「Puffer Train」という小説を書いていたときには、一番影響を受けたのは『ビリジアン』だったと思います。 『ビリジアン』ではないけれども柴崎友香について

          柴崎友香『ビリジアン』について(質問応答7/25) - describe,
        • 『百年の孤独』の余滴として生まれた異色短篇集|ちくま文庫|木村 榮一|webちくま(1/5)

          『百年の孤独』の文庫化で注目が集まるガルシア=マルケス。この短篇集『エレンディラ』は、『百年の孤独』と『族長の秋』というふたつの大作にはさまれて生まれました。「大人のための残酷な童話」として書かれた6つの短編と中編「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」を収録。難解な『百年の孤独』に挫折してしまった人にも、ガルシア=マルケス入門にもぴったりの1冊で、知る人ぞ知る傑作です。その奇想あふれる魅力の源についてや、『百年の孤独』との関わりについても触れている「訳者あとがき」(書き手:木村榮一さん)を全文公開いたします。 日本の小説家がアマゾン河で釣りをしようとブラジルに渡った。むこうで日系人の人たちと雑談していると、こちらにはニメートルの大ミミズがおりますという話を聞かされる。ある人がそのミミズをせっせと掘りまくり、釣り人に売った金でブロックの小屋を建てたというのである。それまで、

            『百年の孤独』の余滴として生まれた異色短篇集|ちくま文庫|木村 榮一|webちくま(1/5)
          • 軽快なリズムが心地いい ライトミステリ短篇集 |

            『シュークリーム・パニック』 倉知 淳 (著) 講談社文庫あらすじメタボを克服するための体質改善セミナーに参加した4人の中年男性。 絶食を強いられた過酷な環境の中、インストラクターが買ったシュークリームが紛失。 犯人はいったい誰なのか。 ちょっぴりおかしくて奇妙な謎を解く6つの短編集。 消えたシュークリームの謎、銀行強盗の実行をすっぽかされた男、脱税情報を飼い猫に託した男など、変わった状況を軽快なタッチで描いた短編集です。 まとめ登場人物の特異なキャラクターが発するセリフは、音までが耳の奥に響いてきて思わず吹き出してしまいます。 音楽を聞いているかのようなセリフまわし、また他の作品では情景の光と影を感じるような、しっとりとした描写があったりと、作者の技の広さや深さに思わず唸ってしまいます。 ミステリ好きの方にも、そうでない方も楽しめる短編集です。 <こんな人におすすめ>笑えるミステリーを読

            • 17 体育館の殺人  青崎 有吾 (2012) - 小説を 勝手にくくって 20選!

              体育館の殺人【電子書籍】[ 青崎有吾 ] 価格: 734 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 放課後の旧体育館で、放送部部長が何物かに刺殺された。外は激しい雨が降り、現場の舞台袖は密室状態。下手側男子トイレに男物と思われる新品の黒い傘、上手側はポスターの上に女子用制服のリボンが置いてあった。どちらもその日の昼休み終了時にはなかったものと、用務員は証言する。 現場近くにいた唯一の人物、女子卓球部部長の佐川奈緒のみが犯行が可能だと警察は疑う。死体発見現場に居合わせた1年生の卓球部員・柚乃は、嫌疑をかけられた部長を救うため、学内随一の天才・愛染天満に真相の解明を頼んだ。なぜか構内で暮らしている、アニメオタクの駄目人間に。 【感想】 高校を舞台にした学園ミステリー。その嚆矢(こうし)は文庫の解説を務めた辻真先の「仮題・中学殺人事件」や「盗作・高校殺人事件」などか。アニメ創成期にも活躍した辻真先が、こ

              • 捜査・浴槽で発見された手記|国書刊行会

                発売日 2024/03/08 判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-07133-0 ページ数 442 頁   Cコード 0397 定価 3,190円 (本体価格2,900円) イギリス各地の墓地にある死体安置所で奇妙な事件が起こる。初めのうちは死体が姿勢を変えたというちょっとした出来事だったのだが、やがて事件は死体が忽然と消えうせるという思わぬ事態へと展開する。いずれの場合も、死体消失が起こるのは霧深い深夜から早朝にかけてのことで、犯人も動機もまったく分からない。捜査の任を負ったスコットランド・ヤードのグレゴリー警部補が真相の解明に乗り出すが、真犯人につながる手がかりは見つからないまま捜査は難航を極める……冬のイギリスを舞台に展開するメタ推理小説ともいうべき『捜査』、3000年前、初期軌道探査遠征隊が持ち帰ったハルツィウス因子が、地球全体でパピル分解疫を引き起こした。これによ

                  捜査・浴槽で発見された手記|国書刊行会
                • 8月31日は宿題の日、二百十日、I Love Youの日、野菜の日、 空き家整理の日、 毎月最終日はそばの日、菜の日 等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                  おこしやす♪~ 令和3年(2021年)8月31日は何の日? 8月31日は宿題の日、二百十日、I Love Youの日、野菜の日、 空き家整理の日、 毎月最終日はそばの日、菜の日 等の日です。 ●宿題の日(学べる喜びにきづく日) 「全ての子供たちに教育の機会を提供する」ために世界中で活動をしているイギリスのチャリティー団体「A World At School」が、♯UpForSchoolキャンペーンの一環で制定。夏休みの宿題を終わらせるために必死で勉強をした思い出を持つ人が多い8月31日に、学べる喜びにきづいてもらうことで、「全ての子供たちに教育の機会を提供する」という大きな宿題を一緒に終わらせたいとの願いが込められている。 ◆教えることは学ぶことの意味 Dum docent discunt.To teach is to learn. ・教えることで自分自身が学ぶことができる ・教えることに

                    8月31日は宿題の日、二百十日、I Love Youの日、野菜の日、 空き家整理の日、 毎月最終日はそばの日、菜の日 等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                  • 【今週はこれを読め! SF編】超スケールの宇宙SFから、歴史認識を扱った議論喚起的な作品まで - 牧眞司|WEB本の雑誌

                    『宇宙の春 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)』 ケン リュウ,古沢 嘉通,牧野 千穂,古沢 嘉通 早川書房 2,090円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto ケン・リュウ『宇宙の春』(早川書房《新☆ハヤカワ・SFシリーズ》) 短篇SFの名手ケン・リュウの、日本における四冊目の短篇集。先行する三冊と同様、古沢嘉通さんが作品を選んでいる。多彩なアイデア・テーマ・構成を自在に書きわけ、ハイレベルに仕上げるケン・リュウの実力はもちろんだが、紹介者に恵まれたことは幸運というほかない。作者にとっても、読者にとっても。 新しい作家の翻訳では、紹介する順番が重要だ。ケン・リュウの最初の邦訳短篇集『紙の動物園』が叙情的な作品を前面に出していたのは、日本の読者層を意識してのことだろう。その戦略はみごとに功を奏し、ケン・リュウの名は、SFファンだけにとどまら

                      【今週はこれを読め! SF編】超スケールの宇宙SFから、歴史認識を扱った議論喚起的な作品まで - 牧眞司|WEB本の雑誌
                    • 【日々更新中】1巻完結のおすすめ漫画選【あらすじ&紹介記事集】 - ちこあとみかづき

                      すぐ読める、短編集もここにあります。1巻完結の作品についてなんとなくわかる紹介記事をまとめました。 素敵作品に出会えたら、その都度更新していきます。 この記事にプロモーションリンク&プロモーションリンク付きの画像が掲載されておりますが、私の実際の体験と調査に基づき書かれています。景品表示法における不当表示とならないよう配慮しておりますのでご安心ください。 みらい渾天儀 天原ふおん ゆめゆめ煌々堂 水都あくあ 誰がそれを -田中相短篇集- 田中相 今日もゆるっとがんばった 猫もおるよ モフ缶 蛍火の杜へ 緑川ゆき ないしょのラッキードール 天原ふおん 7DAYS  Perico みらい渾天儀 天原ふおん 目が覚めた場所は、400年も未来の地球でした。交通事故にあい、植物人間になった未来は冷凍保存され生き延び、未来で意識を取り戻したのだった。・・・天竜アイラの心臓を移植することによって。おとぎ

                        【日々更新中】1巻完結のおすすめ漫画選【あらすじ&紹介記事集】 - ちこあとみかづき
                      • 杉江松恋×千街晶之×若林踏、2023年度 国内ミステリーベスト10選定会議 栄えある第1位の作品は?

                        恒例となりましたリアルサウンド認定国内ミステリーベスト10。投票ではなく、千街晶之・若林踏・杉江松恋という3人の書評家がすべてを読んだ上で議論で順位を決定する唯一のミステリー・ランキングです。2023年度についても2023年12月23日に選定会議が開かれ、以下の11作が最終候補として挙げられました(奥付2022年11月1日〜2023年10月31日)。この中から議論により1位の作品が選ばれました。選考の模様をお届けします。 『11文字の檻』青崎有吾(創元推理文庫) 『魔女の原罪』五十嵐律人(文藝春秋) 『鈍色幻視行』恩田陸(集英社) 『鵼の碑』京極夏彦(講談社ノベルス) 『悪逆』黒川博行(朝日新聞出版) 『幽玄F』佐藤究(河出書房新社) 『エレファントヘッド』白井智之(角川書店) 『あなたが誰かを殺した』東野圭吾(講談社) 『アミュレット・ホテル』方丈貴恵(光文社) 『化石少女と七つの冒険』

                          杉江松恋×千街晶之×若林踏、2023年度 国内ミステリーベスト10選定会議 栄えある第1位の作品は?
                        • 『きみはいい子』 中脇初枝 【あらすじ・感想】

                          あらすじ17時まで帰ってくるなと言われ校庭で待つ児童と彼を見つめる新任教師の物語をはじめ、娘に手を上げてしまう母親とママ友など、同じ町、同じ雨の日の午後を描く五篇からなる連作短篇集。家族が抱える傷とそこに射すたしかな光を描き出す心を揺さぶる物語。 — 本書より引用 本書の収録作品サンタさんの来ない家べっぴんさんうそつきこんにちは、さようならうばすて山虐待やいじめのトラウマがある方へ物語のなかには、いじめや親による子どもへの虐待の描写が登場します。 私も、まだ「虐待」という言葉や概念が知られていなかった時代ですが、竹製のモノサシが粉々になるまで親に叩かれていたことを思い出します。 もう何とも思ってはいないつもりでしたが、いざその描写に差しかかると気持ちが「ヒュッ」と縮みあがります。 精神的な痛みが文章から伝わってくるのですね。 決して救いのないお話ではなく、人の優しさや温もりにふれることがで

                            『きみはいい子』 中脇初枝 【あらすじ・感想】