それから30年。だめ連は生き延びていました! 神長恒一さんとペペ長谷川さんの共著である本書は、その記録です。30年経(た)てば当然ふたりとも30歳年をとっています。還暦に近いおふたりのうち、ペペさんは昨年2月がんで亡くなったことを知りました。ですからこの本はペペさんへの追悼でもあります。 30年、就職せず、結婚せず、フリーターとバイトで面白おかしく暮らし、思いつきで次から次へとイベントを企画し、バンドもやり、踊り狂い、何より人に会い続け、朝まで吞(の)んでしゃべくって、脱原発のデモにも行き…多くの人が定年になったら自由にふるまいたいなあ、と思うような暮らしを先取りしてしまったおふたり。なぜ待たなきゃいけないの?会社の奴隷になるより、たったいま自由を謳歌(おうか)すればよいのに、というメッセージ。記録といってもペペさんと神長さんが「グッヒヒヒ」「ヒャヒャヒャ」「クックック」と合いの手を入れな