アートに限ることではないが、文学も音楽も小説も映画も、いずれも売れるから作る者がいる・・・という前提条件は需給の関係だ。どんな素晴らしい作品があっても売れなければ経済として成り立たない。そして経済が大きくなればなるほど利益は逓減していゆくのである。 その意味で今月の美術手帖は刺激的である。「ポスト資本主義とアート」 作家が紳士顔をして問題提起をするが、その下々で働く声なき人々はパワハラの怯えている。 これがアート現場の実態だ。この問いに哲学者のマルクス・ガブリエルは「誰が美術館を掃除しているか?というとあなたがBlack lives matter運動でサポートしようとしている黒人ですよ。」という回答は重たい。 The Limits of Epistemology LIMITS OF EPISTEMOLOGY [ Markus Gabriel ] 価格: 20398 円楽天で詳細を見る 政治