関駿平, 庄子諒, 佐藤裕亮, 鍋倉咲希 巻 43 号 開始ページ 1 終了ページ 14 記述言語 日本語 掲載種別 リンク情報 URLhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/lifology/43/0/43_1/_article/-char/ja/ 本文へのリンクあり エクスポート BibTeX RIS
タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。
関駿平, 庄子諒, 佐藤裕亮, 鍋倉咲希 巻 43 号 開始ページ 1 終了ページ 14 記述言語 日本語 掲載種別 リンク情報 URLhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/lifology/43/0/43_1/_article/-char/ja/ 本文へのリンクあり エクスポート BibTeX RIS
佐藤幸司『小学校道徳授業 成功の極意』(2014.10明治図書)の中で、マンガの『課長 島耕作』第3巻(弘兼憲史/講談社)の1場面を使っています。 このマンガを持っていたので、早速スキャンしました。右が問題の場面です。 立っているのがつらそうな老婆に気付いた島さんは、声をかけます。 「大丈夫ですか 荷物をお持ちしましょうか?」 一方、老婆の前には、新聞を読んでいる男が腰掛けています。 佐藤氏の本には、詳しい展開は書いてありませんでした。私なら、まずはこの画面を見せた後、次のような問いを出していきます。 1)みなさんは、島さんのことをどう思いますか。 2)新聞を読んでいる男の人のことをどう思いますか。 3)島さんは、このあと、どうするでしょうか。 4)島さんは、このあと、どうするでしょうか。 この場面だけで問えば、島さんに対しては好意的な感想が出、男の人には否定的な感想が出るでしょう。 島さ
モンゴル映画のイメージを鮮やかに覆す、軽やかで、キュートで、ちょっぴりおかしな成長の物語 “モンゴル映画”と言えば、草原を舞台にした作品を想起する人が多いはず。 本作はそんな固定観念をひっくり返す、都会に暮らす女の子を主人公にした物語。しかもメインの舞台となるのは、大人のオモチャがところ狭しと並ぶ、街角のビルの半地下にある怪しげなアダルトグッズ・ショップ。ひょんなことからそのショップでアルバイト店員になった、大学で原子力工学を学ぶ、おっとり地味目なヒロイン サロールが、店を訪れるさまざまなタイプのお客たちと接する、フィールドワークさながらな日々の中で、少しずつ世界を広げて成長して行くさまを描きます。 自分らしく、自由に生きるためのヒントがいっぱい! 新星ヒロインと30年ぶりに銀幕復帰したベテランの最強シスターフッド! キー・パーソンとなるのは、ショップのオーナーである謎多き中年女性カティア
1. オンラインを中心とするLGBTQIA+コミュニティとハイパーポップ 今年9月にCNNが公開した記事に、LGBTQIA+ファッションとTikTokに関する興味深い論考があった。それは「クィアなジェンダーをもつTikTokerが、ファッションに関するアドバイスやスタイル表現を提示することで、クィアの視聴者に自分のスタイルを見出させるとともに、それ以外のZ世代にもクィアの声を可視化している」という趣旨の内容だった。男女の二項対立を前提としてデザインされたスタイルからの解放と、こうしたソーシャルメディア経由での価値観の広がり。これらの文脈から連想されるのは、最近のハイパーポップを中心とした音楽シーンである。 まずTikTokの話題に関連して、今年に入ってTikTok経由のメガヒットを果たした曲をここに2つ挙げよう。1つはカナダ出身・17歳のミュージシャン、ElyOttoの「SugarCras
片手袋問題に私が触れたのは、少し前のことだ。街道沿いに軍手が片方だけ落ちているのはなぜか?を検討していたバラエティのテレビ番組を見たのだ。その時、出演していたのが本書の著者かどうかは定かではないのだが、トラックの脇腹にある給油口のキャップに被せていたものが、走行中に落ちるのだ、という結論に驚いたのを覚えている。 その後、タモリ倶楽部で著者を知った。考現学にもいろいろあるが、さまざまある路上観察界の中で、片手だけ落ちている手袋を研究して、こんなにも壮大な結果を得られるとは思わなかった。 研究とは、凡人から見れば何の価値も無いもののように見える。だが、突き詰めていけば、現代とそれに連なる歴史が見え、ある程度の未来も見渡せるようになる。 著者が片手袋にハマったきっかけは、子どもの時に読んだ『てぶくろ』という絵本だったという。森の中でおじいさんが落とした片方のてぶくろに、いろいろな動物が住むはなし
「セールス・ガールの考現学」 2023年5月5日(金)新宿シネマカリテにて。午後12時45分より鑑賞(スクリーン2/A-7) ~モンゴル映画の常識を覆すポップでオシャレな青春成長ドラマ モンゴル映画と言ったら大草原! そして遊牧民! そんな通り一遍の固定概念を覆す映画が登場した。「セールス・ガールの考現学」である。数々の受賞歴を持つ(らしい)モンゴルの俊英センゲドルジ・ジャンチブドルジ監督の作品だ。 映画の冒頭からビックリさせられる。女子大生がバナナの皮に滑って骨折をするシーンなのだが、それがとびっきりポップなタッチで描かれるのだ。まるで最新のミュージックビデオのよう。こんなふうに、ポップで、オシャレで、ノリのいい描写がこの映画の特徴だ。ユーモアもタップリ詰まっている。 冒頭に骨折した女子大生は、当分の間、バイトを代わってもらうように同級生に頼む。その相手がサロール(バヤルツェツェグ・バヤ
真面目なのって、悪いことじゃない。でも……。例えば、身の回りにいる奔放に生きる友人や、自由に働くインフルエンサーを見て、“モヤモヤ”と“羨ましい気持ち”、どちらも感じることはないだろうか? 両親の言いつけを守って門限通りに帰るのも、家族の中で性の問題に触れなかったことも、今思えば別にそれでよかったと思う。けれど、社会人になってからは「自分の本当の気持ちが分からない」と感じたり、やりたいことはあっても、行動できない自分に嫌気が刺したりする時もある。 これは、そんなモヤモヤを抱える人に見て欲しい映画。主人公のサロールも、あの頃と私と同じくらい……もしかしたらもっと「地味だし、堅実で真面目」な女の子。そんな彼女の人生を変えたのは、ひょんなことから手伝うことになったアダルトショップで出会うお客たちと、人生経験豊富な女性オーナー・カティアとの交流だ。 垢抜けず、親のいいなり。どこか日本と似ているモン
病気の人のためのマンガ考現学/第1回 ロリータコンプレックス 米沢嘉博 所載:みのり書房『月刊OUT』1980年12月号 pp.96-97 さて、連載第一回目なので、このページの目論見を記しておくことにしよう。 同病相憐れむとか言って、病気の人にはなんとなく仲間を見つけだして安心したいという気持ちがある。ましてや、ちょっと変ったそれならなおさらのことだ。だが、そういった人達は孤立していることが多く、そのことがますます病気を進行させていく。そこで、この連載が人民を救うテキストとして役立つわけである。つまり、世の中の同じ病気を持つ人達に安心と勇気を与え、人生の指針を示し、さらには連帯を呼びかけるというありがたいものなのである。また、自らの内に巣食う病気を自己診断する為にも役立つだろう。まあ、世の中には進んで病気になりたい人もいるだろうから、そういった人にはガイドブックとして見てもらいたい。 な
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く