熊本県八代市の八代駅から鹿児島県薩摩川内市の川内駅までを結ぶ肥薩おれんじ鉄道が、列車内に自転車を持ち込める「サイクルトレイン」を試験的に運行する。期間は11月5~19日の平日午前9時~午後4時で、対象の13駅から無料で持ち込める。 買い物や通院が便利になるとして、沿線の住民や自治体の要望を受け、初…
鹿児島県薩摩川内市と熊本県八代市を結ぶ第三セクターの肥薩おれんじ鉄道(八代市)は26日、普通運賃を40~140円(平均9.98%)値上げする改定を国土交通省九州運輸局に申請したと発表した。認可されれば10月1日から変更する。2004年3月の開業後、消費税率引き上げ分以外の改定は初めて。利用者からは負担増加を懸念する声の一方、「存続のためには仕方がない」と理解を示す意見も相次いだ。 「親は今でも『きつい』と言っている。値上げを伝えるのが心苦しい」。鹿児島県阿久根市の高校3年生は困惑した表情だった。普段から家業を手伝うことが多く、「負担が増える分、親の手伝いを増やしたい」。同級生の双子も1カ月の定期券が1人約5000円上がると知り、「お小遣いが減るかもしれないが、仕方がない」と話した。 資格取得の講習を受けるためほぼ毎日利用する薩摩川内市上川内町の男性(60)も「致し方ない」と理解を示す。経営
7月の豪雨災害で被害を受けた、熊本県と鹿児島県を結ぶ肥薩おれんじ鉄道が、およそ4か月ぶりに全線で運転を再開し、記念列車の出発式が行われました。 肥薩おれんじ鉄道は、7月の豪雨災害で、線路に土砂が流れ込むなどしたため、熊本県八代市の八代駅と芦北町の佐敷駅の間で運転を見合わせていましたが、復旧作業が終わり、1日から運転を再開しました。 佐敷駅では式典が開かれ、肥薩おれんじ鉄道の出田貴康社長が、「きょうから被災地を列車が走り、失われていた日常が戻ります。復興が進み、皆さんに笑顔が戻るまで全力で頑張りたい」とあいさつしました。 そして、関係者がテープカットをして運転再開を祝ったあと、記念列車がゆっくりと走り出しました。 ホームには子どもたちが駆けつけ、手を振って記念列車を送り出していました。 通学で利用するという芦北高校1年の森村亮太さんは、「これまでは鉄道が使えずとても不便だったので再開されてよ
肥薩おれんじ鉄道(熊本県八代市)は12日、7月豪雨災害で運休していた佐敷-八代間の復旧見通しが立ち、11月1日から全線再開すると発表した。ほぼ4カ月ぶりの通常運行となる。 不通に伴い運転を中止していたJR貨物の貨物列車も1日から再開予定。一部の便で区間短縮し運行していた観光列車「おれんじ食堂」も通常に戻す。高校生らが利用していた代替バスの運行は10月31日で終了する。 7月4日の豪雨では60カ所以上で線路や電力、信号設備などが被災した。順次復旧を進め8月8日以降は佐敷-川内間で運行していた。佐敷トンネル(熊本県芦北町)付近では大規模な土砂崩れが発生。現在も線路を覆う土砂の除去や電気関係の確認作業を進めている。
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く