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  • 人はどこまで合理的か(上・下) | 話題の本 | 草思社

    ■『21世紀の啓蒙』『暴力の人類史』の著者による最新作。全米ベストセラー 本書は2021年に刊行された全米ベストセラー、Rationality: What It Is, Why It Seems Scarce, Why It Mattersの邦訳です。 近年、フェイクニュースや陰謀論がはびこり、党派的議論も横行していると、多くの人が嘆くようになりました。その一方で、IT、人工知能、医療などの科学技術は急速な進歩を遂げ、新型コロナワクチンはわずか1年足らずで開発されました。この状況は、2つのことを示しています。 1つは、人間の合理性には、確かにとても大きな力があるということ。もう1つは、人間はつねに合理的なわけではなく、注意を怠ればたちまち非合理に陥るということ。どうすれば、私たちは、非合理に陥らず、より合理的に思考できるようになるのでしょうか。 ■合理的思考の最強のツール群を幅広い学問分野

    • 波多野勝・飯森明子著, 『関東大震災と日米外交』, 草思社, 一九九九・八刊, 四六, 二七〇頁, 二二〇〇円

      Online ISSN : 2424-2616 Print ISSN : 0018-2478 ISSN-L : 0018-2478

      • 立ち読みコーナー | 書籍案内 | 草思社

        プロローグ ふたつの農場の物語 過去に消滅した数々の社会 過去に数多くの社会が崩壊もしくは消滅し、シェリーの詩『巨像オジマンディアス』に描かれたような大規模な古蹟を後代に遺してきた。ノルウェー領グリーンランドは、そのほんの一例に過ぎない。ここでいう崩壊とは、相当広い区域内での居住人口の、及び政治的・経済的・社会的複雑性の、あるいはどちらか一方の長期にわたる激しい凋落を意味する。つまり、崩壊という現象は、いくつかの種類のゆるやかな衰退がきわまった形であり、ある社会の衰退がどの程度激しければ崩壊と呼べるのかという判断は、恣意的なものにならざるを得ない。ゆるやかな衰退のなかには、個別の社会における通常の小幅な資産の増減や政治・経済・社会の小幅な改変、地域全体の人口や複雑性に変化をもたらさない形での、ある社会による隣接社会の征服、あるいは隣接社会の隆盛によるある社会の衰退、社会内のある階層による支

        • 新装版 楽しい鉱物学 | 草思社

          1934年、東京生まれ。アマチュア鉱物界の泰斗、桜井欽一氏に師事し、中学校時代より鉱物を愛好する。北里大学化学科助手、モスクワ大学地質学部留学を経て、鉱物標本の販売および鑑定・研究の機関、「ホリミネラロジー」(旧・鉱物科学研究所)を設立。その所長として鉱物漬けの日々を送る。2019年1月3日、敗血症のため死去。長石の新種「ストロナ長石」をはじめ3種の新鉱物を自身発見、研究・発表し、これらの業績に「櫻井賞」を贈られている。その後も岩代石などを発見。また「東京国際ミネラルフェア」の開催に主導的な役割を果たし、アマチュア愛好会「鉱物同志会」の主宰、テレビ東京の人気番組『開運!なんでも鑑定団』の石の鑑定レギュラー、各地の博物館の開設協力など、日本における健全な科学趣味の普及に大きな貢献を残す。著書に『楽しい鉱物学』『堀秀道の水晶の本』(草思社刊)『鉱物 人と文化をめぐる物語』(ちくま学芸文庫、20

          • 微妙におかしな日本語 | 草思社

            辞書編集者。元小学館辞書編集部編集長。1956年千葉県生まれ。1980年、小学館の関連会社尚学図書に入社。1993年、小学館に移籍。尚学図書に入社以来、37年間ほぼ辞書編集一筋の人生を送る。担当した辞典は『日本国語大辞典 第二版』『現代国語例解辞典』『使い方の分かる類語例解辞典』『標準語引き日本方言辞典』『例解学習国語辞典』『日本語便利辞典』『美しい日本語の辞典』など多数。2017年2月に小学館を定年で退社後も、『日本国語大辞典 第三版』に向けての編纂事業に参画している。また、辞典・事典サイト「ジャパンナレッジ」でコラム「日本語、どうでしょう?」を連載するかたわら、テレビ、ラジオに出演して日本語の面白さ、奥深さを広める活動も行っている。著書に『微妙におかしな日本語 ことばの結びつきの正解・不正解』(草思社)、『悩ましい国語辞典』『さらに悩ましい国語辞典』(単行本は時事通信社、文庫は角川ソフ

            • 【文庫】サハリンの韓国人はなぜ帰れなかったのか | 草思社

              1930(昭和5)年、神奈川県生まれ。旧制都立第六高女(現三田高校)卒業。77年より、サハリン残留韓国人帰還運動に携わる。その後、朴魯学・堀江和子夫妻に協力し、サハリンからの帰国者招請とその受け入れ活動をおこなう。夫妻の業績を書き残しておきたいとの信念のもと、五年の歳月をかけて本書を執筆した。

              • Kindle本ビジネス書キャンペーン パンローリング株式会社、日経BP、KADOKAWA、学研プラス、草思社、扶桑社、SBクリエイティブ、日本文芸社 - KDP(電子出版)のメモ 急急如律令

                「Kindleセール」Kindle月替わりタイトル 9月、パンローリング株式会社、日経BP、KADOKAWA、学研プラス、草思社、扶桑社、SBクリエイティブ、日本文芸社 Kindle月替わりタイトル 9月 Kindle本ビジネス書キャンペーン パンローリング株式会社 最大50%OFF  9月7日 まで Kindle本ビジネス書キャンペーン 日経BP 最大50%OFF  9月7日 まで Kindle本ビジネス書キャンペーン KADOKAWA 最大50%OFF  9月7日 まで Kindle本ビジネス書キャンペーン 学研プラス 最大50%OFF  9月7日 まで Kindle本ビジネス書キャンペーン 草思社 最大50%OFF  9月7日 まで Kindle本ビジネス書キャンペーン 扶桑社 最大50%OFF  9月7日 まで Kindle本ビジネス書キャンペーン SBクリエイティブ 最大50%O

                  Kindle本ビジネス書キャンペーン パンローリング株式会社、日経BP、KADOKAWA、学研プラス、草思社、扶桑社、SBクリエイティブ、日本文芸社 - KDP(電子出版)のメモ 急急如律令
                • 渋谷のHMV&BOOKS TOKYOにて『データの見えざる手』関連書籍フェア開催! - 草思社のblog

                  HMV&BOOKS TOKYOさん(渋谷)にて、『データの見えざる手』編集者オススメ世界を見る目が変わる10冊と銘打ったフェアを開催していただいています。 草思社の本5冊と、他社さんの本5冊を「データを使って世界を見る」という視点からチョイスして紹介するものです。 いずれも、担当編集者が読んで感銘を受けた本ばかり。HMV&BOOKSさん店頭で本につけている紹介文とともに、本ブログでもオススメしてみたいと思います! (1)『データの見えざる手-ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』(矢野和男著・草思社) 本当にすごい本。人間にセンサを付けて行動のデータを取り、分析する。すると、驚くようなことがわかる。データにより「人間は人間的に働かせた方が成果が出る」と証明されることとか。「知人の知人」が多い人ほど、生産性が高いとか。とにかく読んでほしい! www.hmv.co.jp soshi

                    渋谷のHMV&BOOKS TOKYOにて『データの見えざる手』関連書籍フェア開催! - 草思社のblog
                  • 中国がひた隠す毛沢東の真実 | 草思社

                    中国共産党中央直属機関に長くつとめ、引退した古参幹部。大学で党史を教えていたこともある。党の未公開資料をはじめ、党内事情に精通。香港のオピニオン誌『争鳴』の常連執筆者として、民主主義、自由主義、人道主義の観点から中国の現体制を批判的に論じる。「北海閑人」はペンネームである。北京在住。

                    • 田中角栄 封じられた資源戦略 | 草思社

                      1959年愛媛県生まれ。ノンフィクション作家。「人と時代」を共通テーマに近現代史、政治・経済、建築、医療など分野を超えて旺盛に執筆。著書に『後藤新平 日本の羅針盤となった男』『田中角栄の資源戦争』(以上草思社文庫)、『日本電力戦争』(草思社)、『気骨 経営者土光敏夫の闘い』(平凡社)、『逆境を越えて 宅急便の父 小倉昌男伝』(KADOKAWA)、『木下サーカス四代記』(東洋経済新報社)、『生きのびるマンション』(岩波新書)、『ゴッドドクター 徳田虎雄』(小学館文庫)ほか。

                      • 統計学の極意| 話題の本 | 草思社

                        ◆英国で異例のベストセラーとなった統計学入門書。著者は元・英国統計学会会長 本書は、英国統計学会(王立統計学会)の元会長である著者による、数式をほとんど使わない統計学入門書、The Art of Statistics: Learning from Data by David Spiegelhalterの邦訳版です。英国では、この種の本としては異例のベストセラーとなり、英Amazonの書籍総合ランキングで最高28位となりました。 ベストセラーになったのには理由があります。本書は徹頭徹尾、すべての項目で、現実の事件・事故・世論調査などを例にとって解説しています。扱われる事例は、タイタニック号沈没事故や、数百人を殺めた連続殺人医師、発掘されたリチャード3世のものと目される遺体の真偽、ベーコンの発癌リスクや、さらには英国人の性的パートナーの生涯人数の調査まで、いずれも興味を惹くものばかり。これらの

                        • 寂しいとき、不安なとき。 人は無意識に自分に触れて自分を癒やしている。『皮膚はいつも あなたを守ってる』山口創著 - 草思社のblog

                          皮膚はいつも あなたを守ってる 不安とストレスを軽くする「セルフタッチ」の力 山口創 著 ◆自分に触れるとなぜ不安な気持ちが和らぐのか 不安やストレスを感じたとき、自分の顔を触ったり、手を握りしめたり、無意識にセルフタッチをしていることはありませんか? いくつかの研究によれば、人間は疲労が高まったり、ストレスを感じたときに自分の髪の毛や、顔、腕に触れるセルフタッチが増えることが明らかになっています。これは人間だけではありません。セルフタッチはチンパンジーなどの類人猿でもしています。とくに不安や恐怖などのストレス場面で増えることが観察されています。 ではなぜ自分に触れると不安やストレスが和らぐのでしょうか。こういうメカニズムが考えられています。つまり、皮膚に手による優しい刺激を与えると、外を向いていた意識が、触れられた皮膚の感覚に移動します。それによって「自分はここにいたんだ」という事実を意

                            寂しいとき、不安なとき。 人は無意識に自分に触れて自分を癒やしている。『皮膚はいつも あなたを守ってる』山口創著 - 草思社のblog
                          • 父・吉田謙吉と昭和モダン | 草思社

                            時代の先端を駆け抜けた異端児の人生と舞台美術やポスターなどの作品を多くのカラー図版や写真で紹介。長女が多彩なエピソードでつづる痛快で前衛的な生き方。

                            • 江戸前魚食大全 ――日本人がとてつもなくうまい魚料理にたどりつくまで | 話題の本 | 書籍案内 | 草思社

                              何としてもうまく食いたい! 執念にも似た日本人の「魚愛」はどこからきたのか? 塩をして、干して、火を通して、燻して、たたいて、発酵させて、そして生のままで。ひとつの魚に対して、これでもかと手をかけて、何としてもうまく食べようとする日本人。本書によれば、日本人が生み出した多様な魚の食べ方は、決して「豊かな水産資源」がもたらしたのではなく、「食べたいのに食べられない」という逆境からうまれたものだったといいます。現代と違い、保存や輸送が難しく、氷も冷蔵庫もない時代、たとえ魚がたくさんとれても、みるみるいたんでしまうし、「生」で食べるなんてとんでもない。自然の恵みを享受することには、大変な苦労をともなったのです。一般の庶民がやっと魚を食べられるようになったのは実に江戸時代に入ってだいぶ経ってからのことで、長い日本の歴史においてそんなに昔ではありません。 本書は、そうした食べたいけど食べられない、な

                              • 大きく躓いた朝日新聞の謎を解くカギ - 『ブンヤ暮らし三十六年――回想の朝日新聞』(永栄潔著) 草思社のblog

                                ブンヤ暮らし三十六年――回想の朝日新聞 永栄 潔 著 ◆無類に面白いブンヤの回想記 本書は元朝日新聞記者の永栄氏が、三十六年間の記者生活(一九七一年入社、二〇〇七年定年退職)を振り返り、現役時代の体験を七十二話にまとめた回想記です。タイトルにあるブンヤとは周知のとおり新聞記者の異名。いささか時代がかった響きがありますが、夜討ち朝駆けを厭わず、どこまでも取材対象に食らいつく現場のプロを想起させます。 取材される側にとっては厄介至極、じつに鬱陶しい存在でもあります。本書にはソニーの盛田昭夫社長(当時)の自宅に「夜回り」に出かけた著者が、盛田夫人に玄関払いされた話が出てきますが(39話)、このとき夫人は著者に向かって「宅は、お巡りとブンヤは入れません。それが家訓ですの」と言った由。盛田氏のほかにも中内㓛・堤清二ら経済人、後藤田正晴、石原慎太郎、小田実等々、本書には多くの著名人が登場し、諸氏の意外

                                  大きく躓いた朝日新聞の謎を解くカギ - 『ブンヤ暮らし三十六年――回想の朝日新聞』(永栄潔著) 草思社のblog
                                • 「変化を嫌う人」を動かす | 草思社

                                  イノベーション&アントレプレナーシップを担当するノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院教授。数々の賞を獲得。学外では、デザイン、イノベーション・コンサルティング、ベンチャー・キャピタルの分野で活動。これまでに世界各地で生み出した新製品と立ち上げた新サービスは200を超える。 株式会社日立製作所イノベーション成長戦略本部コーポレートベンチャリング室室長。産業機械、情報機器、電子部品、日用品、アパレルなど複数業種で、業務プロセス刷新や新システム導入を伴う15の改革プロジェクトを経験。最近は研究や事業開発のオープンイノベーションとして、スタートアップとの協創を促進。改革とオープンイノベーションに共通する鍵は、人々が変化を受け入れるか否かであるという結論に至り、本書にたどり着く。経営工学分野で著述、講演、各種受賞、客員研究員、非常勤講師など。2019年より現職。博士(2001年、工学)。

                                  • 「みなさん。よろしくおねがいしますよ」――大泉実成『オタクとは何か?』 - 草思社のblog

                                    『オタクとは何か?』 大泉実成 著 この本のラストに、時々僕自身頭をかかえたくなる「綾波ポエム」を掲載した。 つまり、ハイデガー流に言うと「ケーレ」(転回)がおこったのである(いやいやスケールの大きさは考えちゃダメですよ)。僕は綾波ポエムを認めたのである。「僕はここにいてもいいんだ」と思ったのである。 僕はジャニーズやピンクレディ(旧い!)やシャーみたいな人間や非人間キャラにキャーキャー言う人たちを「馬鹿じゃねえの」と思っていたのだが、大きな間違いであることが分かったのだ。人格の淘汰のためにも、キャラ萌えはそれでいいのである。それは君を一回り大きくするのだ。 僕は綾波に対して僕自身の魂を投影していたのである。魂は永遠なのである。そしてテレビ版最終話のシンジ君のように、世界がパーッと開かれ「僕はこれでいいんだ」と思ったのである。 オタクもヤンキーも肉食系も草食系もやってることは同じなのだ。意

                                      「みなさん。よろしくおねがいしますよ」――大泉実成『オタクとは何か?』 - 草思社のblog
                                    • 「変化を嫌う人」を動かす| 話題の本 | 草思社

                                      ◆イノベーション、商品普及、業務刷新――。変革を進めるのが難しいのはなぜか キャッシュレス化や、教育や医療や勤務のリモート対応などを普及させ、世の中をより効率的で便利にしよう、生産性を上げようという動きが活発になっています。とはいえ、取り入れるかどうかは個人や個別の企業・組織の自由ですから、変化はなかなか進みません。「変われないこと」が日本の問題として認識されて、はや数十年。何とかならないものでしょうか。 しかしこの「変われない」という問題はべつに日本特有ではなく、程度の差こそあれ、どこにでも見られる普遍的なものです。本書はこの問題への対処法を実践的に解説したもの。心理学者と起業家というバックグラウンドを持つ2人の米国の経営学教授が著した、学術的にも裏打ちされた本です。 「変化を嫌う人」に対し、多くの人は、利点をくわしく説明したり、金銭的なインセンティブを増加させたりして動かそうとします。

                                      • ヒトラーはなぜ北欧に「総統都市」を置こうとしたのか。『ナチスの北欧幻想 知られざるもう一つの第三帝国都市』デスピナ・ストラティガコス著 川岸史訳 - 草思社のblog

                                        ナチスの北欧幻想 ――知られざるもう一つの第三帝国都市 デスピナ・ストラティガコス 著 川岸史 訳 1934年4月12日、ヒトラーはノルウェーのフィヨルドを視察に訪れました。その時、彼の眼には、自らのユートピア都市が重なって見えていたのかもしれません。 ナチスにとって、ノルウェー人はそのナチス的世界観の人種ヒエラルキーの頂点にある存在でした。そのため、ナチスはノルウェーをほかの占領地のように一方的に蹂躙するのではなく、「同胞」として自ら第三帝国の一員となるように仕向けるという、異例の対応が行われていました。さらには、ヒトラーはこの地を「もう一つの第三帝国の重要都市に改造する」という野望を抱き、そのための建築・都市計画の構想を計画していました。その計画を図面等の資料を詳細に読み解き分析したのが本書です。 ◆ナチスから見たノルウェー建築との連続性 まず、ナチスにおいて、ノルウェーの建築とドイツ

                                          ヒトラーはなぜ北欧に「総統都市」を置こうとしたのか。『ナチスの北欧幻想 知られざるもう一つの第三帝国都市』デスピナ・ストラティガコス著 川岸史訳 - 草思社のblog
                                        • 鉄道開業150周年。電車もいいけど、駅のデザインにも注目してみませんか?『東京の名駅舎』大内田史郎 著 傍島利浩 写真 - 草思社のblog

                                          東京の名駅舎 大内田史郎 著 傍島利浩 写真 皆さんは、電車で目的の駅の改札を出た後に、うしろを振り返ったことがあるでしょうか? 誰もが利用しているのに、普段は見過ごされている駅舎。 しかし、そこには設計者がデザインに託したさまざまな思いや考え方が込められています。 本書は、そんな駅の「建築としてのデザイン」に着目した、ありそうでなかった書籍です。 東京圏の、70以上の駅舎を収録しています。いくつか、登場する駅舎を紹介します。 まずは、東京の駅といえば東京駅ですが、これは駅舎のカテゴリーに限らず、「様式建築の横綱」と呼ぶことができます。また、同じレトロな建築でも、小湊鐵道のように、壮大なデザインではないけれど、風土にマッチするような佇まいのものもあります。 また、第一線で活躍する安藤忠雄、隈研吾といった建築家たちが、一級の現代建築として設計した、高輪ゲートウェイ駅などの駅舎も収録されていま

                                            鉄道開業150周年。電車もいいけど、駅のデザインにも注目してみませんか?『東京の名駅舎』大内田史郎 著 傍島利浩 写真 - 草思社のblog
                                          • 2023年版間違いだらけのクルマ選び | 話題の本 | 書籍案内 | 草思社

                                            ニューカー大量デビュー。さらに外見不変・中身激変の「隠れ大改良」も多数。 一冊でほぼすべての国産車を網羅。だからライバル比較がわかりやすい。毎年一人の著者が定期刊行。だから小改良まで含めて最新の変化が一目瞭然。今期も信頼のバイヤーズガイドが刊行となります。 2022年は、売れ筋のミニバン御三家、セレナ、ノア/ヴォクシー、ステップワゴンが揃って代替わり。クラウンが驚くべき大変身をとげて新型に。この時代に直6エンジン・FRシャシーを新開発、マツダのCX-60。などなど、話題の新型車が大量デビュー! …ですが、その陰で、外観はほぼ不変で中身大刷新の大改良が多数あったのが今期の特徴。カローラ、キックス、フィット、エスクード、IS500…。これらの気づきづらい「隠れ大改良」はもちろん、小改良まで含め、国産車のほとんどを網羅する『間違いだらけ』ならではの詳細レビューが、今期は特に見逃せません。 見通し

                                            • 吉本興業の正体 | 草思社

                                              作家。日本文藝家協会会員。1960年、大阪は河内の地に生まれ育つ。同志社大学法学部卒業。人間の「果てなき渇望」を通底テーマに、さまざまなモチーフの作品を発表している。文芸作品に『稀代の本屋 蔦屋重三郎』『絵師の魂 渓斎英泉』(草思社文庫)、『S.O.P.大阪遷都プロジェクト』(ヨシモトブックス)、『ジョーの夢』(講談社)、『エデュケーション』(新潮社)など。デビュー作『果てなき渇望』で文藝春秋ナンバー・スポーツノンフィクション新人賞および文春ベスト・スポーツノンフィクション第1位を獲得、『フィリピデスの懊悩』(『速すぎたランナー』に改題)で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。日本酒の神髄を描いた『うまい日本酒はどこにある?』『増補版・うまい日本酒をつくる人たち』(ともに草思社文庫)も話題に。

                                              • 誰もが時間を切り売りして稼ぐ時代がやってきた!! - 草思社のblog  松岡真宏著『時間資本主義の到来――あなたの時間価値はどこまで高められるか?』

                                                時間資本主義の到来――あなたの時間価値はどこまで高められるか? 松岡真宏 著 ◆ ひとびとのニーズは、時間効率化と時間快適化に、二極化している このところ居酒屋チェーンが不人気だそうです。仕事が終わって職場近くの居酒屋で「ちょっと一杯」やっていた層が、居酒屋よりも気軽な立ち呑み店やお酒を出すファーストフード店に流れたり、若者であればコンビニで惣菜やお酒を買って自宅でくつろぎながらの「家呑み」を好むようになっているとか。 立ち呑み、家呑みのブームから見えてくるのは、お金をかけずに、もっと手早く効率的に呑みたい、もっと快適に呑みたい、という「時間の効率化」と「時間の快適化」という時間への相反するニーズ。じつは居酒屋をめぐる変化の背景には、人々の「時間価値」の変化があります。 本書は、その「時間価値」という切り口で、気鋭の経営コンサルタントである著者が、各種の消費傾向やビジネス事例、企業のあり方

                                                  誰もが時間を切り売りして稼ぐ時代がやってきた!! - 草思社のblog  松岡真宏著『時間資本主義の到来――あなたの時間価値はどこまで高められるか?』
                                                • カルチャロミクス―― 文化をビッグデータで計測する | 話題の本 | 書籍案内 | 草思社

                                                  本をビッグデータとして扱い、研究に使う、新しい学問の登場 グーグル・Nグラム・ビューワーをご存じでしょうか。これはグーグル社がスキャンした数百万タイトルの書籍(過去、数世紀ぶん!)から、各年に発行された本に使われている任意の単語・フレーズの使用頻度をグラフに示すというもの。次のURLから、なんと誰でも使うことができます(残念ながら日本語には非対応)。 https://books.google.com/ngrams たとえば、「Tokyo,Japan,Kyoto」と入力すると以下のようなグラフが表示され、それぞれの言葉が各年にどれくらいの頻度で使われたかがプロットされます。 この技術の登場で、大量の文献をビッグデータとして活用するまったく新しい学問が誕生しました。本を人間ではなく、機械に読ませることにより、人間にはとてもできなかった驚くべきことを調べ、さらに動かしがたい証拠を数値により得るこ

                                                  • 21世紀の啓蒙 | 話題の本 | 書籍案内 | 草思社

                                                    「理性」「科学」「ヒューマニズム」「進歩」といった啓蒙の理念を軽視・否定する反啓蒙主義を痛烈に批判。いま人類は、啓蒙の理念の実践のおかげで、かつてないほど良い時代を生きており、将来にも希望が見いだせると論じた全米ベストセラー、『21世紀の啓蒙』(原題:Enightenment Now)の邦訳がついに刊行されました。 ここでは、本書執筆の背景・動機について書かれた「第1部 啓蒙主義とは何か」の冒頭の文章を掲載いたします。 言語や心、人間の本性について公開講座で話をするようになって数十年になるが、そのあいだにはずいぶん奇妙な質問も受けてきた。「最良の言語は何語ですか?」「貝に意識はあるんですか?」「いつになったら自分の心をインターネットにアップロードできるようになりますか?」「肥満は暴力の一種ですか?」 だが、これまで講義のあとで答えてきた数々の質問のなかで最も印象に残っているのは、心は脳の活

                                                    • Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: 文庫 良心をもたない人たち (草思社文庫 ス 1-1)

                                                      本書は、心理セラピストとして25年にわたる治療経験を持つ著者、マーサ・スタウトが、 サイコパスの特徴とその対処法について詳細に論じた一冊です サイコパスの特徴 サイコパスは、他者を操り支配するために次のような特徴を持ちます •獲物を見つけると、似た者を装い親近感を強める •社会的・職業的な仮面をフルに利用する •感情を体験することができない •「泣き落とし」が得意 •傷つくという感情がない サイコパスが個人や集団に及ぼす害を理解している人は少なく、 彼らは社会に深刻な影響を与えます 善良な人々の特徴 これに対して、善良な人々は自分が完全に正しいとは思わず、常に反省を繰り返し、 良心に照らして自分の判断や行動を吟味しようとします 人の信頼度の測り方 長く付き合うこと以外に、人の信頼度を測る絶対確実な基準やリトマス試験紙はありません これは、信頼が時間と経験を通じて築かれるものであることを示唆

                                                      • 『エネルギー400年史』(草思社) - 著者:リチャード・ローズ 翻訳:秋山 勝 - 秋山 勝による訳者あとがき | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                                        人間はこの地球からどのようなエネルギー資源を見つけだし、どのように利用してきたのだろうか。発見、発明、発展、そして立ちはだかる難題…。エネルギーの変遷をめぐる「人間」たちの物語… 人間はこの地球からどのようなエネルギー資源を見つけだし、 どのように利用してきたのだろうか。 発見、発明、発展、そして立ちはだかる難題…。 エネルギーの変遷をめぐる「人間」たちの物語。 『原子爆弾の誕生』のピュリッツァー賞作家最新作。 かつて暖房と調理を支えた薪は石炭にその座を奪われ、石炭は石油に、そしていま、石炭・石油は天然ガス、原子力、再生可能エネルギーに取って代わられつつある。 それらの資源を利用する動力源も次々に発明された。蒸気機関、内燃機関、発電機。そして蒸気車、蒸気機関車、自動車、電車。その裏にはそれぞれを生み出し、試行錯誤し、応用し普及させた有名無名の人物の存在があった。 またエネルギー利用の普及は

                                                          『エネルギー400年史』(草思社) - 著者:リチャード・ローズ 翻訳:秋山 勝 - 秋山 勝による訳者あとがき | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                                        • 徳大寺有恒 急逝、最後の原稿がここに。 - 草思社のblog 徳大寺有恒・島下泰久著『2015年版間違いだらけのクルマ選び』

                                                          2015年版間違いだらけのクルマ選び 徳大寺有恒・島下泰久著 最後までクルマが好きで好きで仕方がなかった 2014年11月7日、本書の著者、徳大寺有恒さんが亡くなりました。本書の取材・試乗を終え、原稿を書き上げた直後のことでした。 1976年、徳大寺さんが書いた最初の『間違いだらけのクルマ選び』は、クルマ界にとどまらない大反響を巻き起こし、翌年に刊行された『続・間違いだらけのクルマ選び』とともに合計120万部、書籍年間ベストセラー第1位を記録する売れ行きとなりました。以来、「年度版」(2000年からは年2回)として2004年まで刊行、2006年の『最終版』でいったん休刊した後、2011年には島下泰久さんを共著者に迎えて復活、これまで合計40冊の『間違いだらけのクルマ選び』を刊行してきました。その累計部数は652万部。厳しくもユーモアにあふれた批評を展開することで、日本のクルマ界に大きな影響

                                                            徳大寺有恒 急逝、最後の原稿がここに。 - 草思社のblog 徳大寺有恒・島下泰久著『2015年版間違いだらけのクルマ選び』
                                                          • 【近刊予告】「自分の加齢臭」と闘い克服した著者が、効果のあった方法を伝授!! 大人のニオイケア『改訂新版 加齢臭読本(仮)』奈良巧 著 - 草思社のblog

                                                            7月上旬 刊行予定 ◆加齢臭対策は「頭皮ケア」「体内ケア」の時代に 小学校高学年のころからワキガで、同級生に「オヤジくさいよ」と言われていた著者の奈良さん。大学生になり、初めて付き合った女性からのクリスマスプレゼントは、高級ブランドのセッケンでした(ワキガ用)。のちに、ワキの悩みは入浴や銀イオンスプレーの習慣で克服したものの、40代を迎えたころに新たに発生した「謎の脂くさいニオイ」をご家族から指弾され、その正体が加齢臭であることにずいぶん後になってから気づいたといいます。 この謎の脂くさいニオイと闘い、苦難の末、みごと克服した著者が、試して効果のあった方法を2012年に小社刊『加齢臭読本』にまとめられました。それから5年が経過し、加齢臭研究に大きな変化がありました。2013年にマンダムが主に40代男性の脂くささが「後頭部と首筋」から発生することを突き止め、これを「ミドル脂臭(ししゅう)」と

                                                              【近刊予告】「自分の加齢臭」と闘い克服した著者が、効果のあった方法を伝授!! 大人のニオイケア『改訂新版 加齢臭読本(仮)』奈良巧 著 - 草思社のblog
                                                            • 統計学の極意| 話題の本 | 草思社

                                                              ◆英国で異例のベストセラーとなった統計学入門書。著者は元・英国統計学会会長 本書は、英国統計学会(王立統計学会)の元会長である著者による、数式をほとんど使わない統計学入門書、The Art of Statistics: Learning from Data by David Spiegelhalterの邦訳版です。英国では、この種の本としては異例のベストセラーとなり、英Amazonの書籍総合ランキングで最高28位となりました。 ベストセラーになったのには理由があります。本書は徹頭徹尾、すべての項目で、現実の事件・事故・世論調査などを例にとって解説しています。扱われる事例は、タイタニック号沈没事故や、数百人を殺めた連続殺人医師、発掘されたリチャード3世のものと目される遺体の真偽、ベーコンの発癌リスクや、さらには英国人の性的パートナーの生涯人数の調査まで、いずれも興味を惹くものばかり。これらの

                                                              • 【新宿南店】『明日もいっしょにおきようね』(草思社) 読み聞かせ&サイン会!!

                                                                読み聞かせ会@サザンシアターロビー 2012年8月12日(日)14:00~ 『明日もいっしょにおきようね』(草思社) 読み聞かせ&サイン会!! 捨てられた犬や猫はどうなっちゃうの?そのことをしっかり子どもたちに考えてもらう機会になる一冊です。もちろん、大人にも。ある保健所で本当にあった猫と人との悲しいけれど、ぬくもりのある物語。入場無料・事前予約不要です。 *開演14:00~  開場13:30~ *読み聞かせ会終了後、会場にて『明日もいっしょにおきようね』ご購入のお客様はサイン会にご参加いただけます。 *先着のお客様より優先的に着席いただけます。立見席もご用意しておりますが、ご希望者多数の場合は入場を制限する場合がございます。 *問い合わせ先:TEL 03-5361-3312(2F児童書売場直通) 出演者プロフィール 竹脇麻衣 セツ・モードセミナー在学中より、イラストレーターとして活動を始

                                                                  【新宿南店】『明日もいっしょにおきようね』(草思社) 読み聞かせ&サイン会!!
                                                                • 草思社

                                                                  2024/01/19 『批評の「風景」 ジョン・バージャー選集』に関するお詫びと訂正 もくじに誤りがありました。正しくは下記の通りです。 p5.第二部 大地 (誤)十五 ルネサンスの明瞭 ↓ (正)十五 ルネサンスの明瞭性 お詫びして訂正いたします。 (草思社・編集部) 2023/07/19 「【普及版】法隆寺」に関するお詫びと訂正 本文中に誤りがございました。正しくは下記のとおりです。 以上、訂正してお詫び申し上げます。 大変申し訳ございません。 (草思社・編集部) 2023/03/24 『声に出して読みたい禅の言葉』の単行本と文庫に関するお詫びと訂正 単行本『声に出して読みたい禅の言葉』71頁1行目 文庫版『声に出して読みたい禅の言葉』103頁2行目 それぞれに誤りがありました。 誤)六世紀(後梁) ⇒ 正)九世紀(晩唐) お詫び申し上げますとともに、上記のように訂正させていただきます

                                                                  • マネーを生みだす怪物 | 草思社

                                                                    ミシガン大学卒業。文筆家、ドキュメンタリーフィルム・プロデューサー、出版・ビデオ制作会社社長。こみ入った問題をわかりやすく解き明かす手腕で定評があり、古代史・考古学からテロリズム、税制、外交問題、ガン治療など、さまざまな分野で数々の受賞歴がある。本書執筆のために、デンバーのカレッジで財政を学び、公認投資コンサルタントの資格を得た。

                                                                    • カッコウはコンピュータに卵を産む(上) | 草思社

                                                                      1950年、ニューヨーク州バッファロー生まれ。ニューヨーク州立大学を経てアリゾナ大学で博士号取得。天体物理学者。ローレンス・バークレー研究所のシステム管理者だった1986年、同研究所のシステムを経由して軍関係のサーバへの侵入を繰り返すハッカー発見、追跡。この事件は世界的に報道され、自身の体験をまとめた本書はベストセラーとなった。のちにハーバード・スミソニアン天体物理学研究所に勤務、現在はバークレーに戻って家族と三匹の猫とともに静かな暮らしを愉しんでいる。著書に『カッコウはコンピュータに卵を産む』『インターネットはからっぽの洞窟』『コンピュータが子供たちをダメにする』(いずれも草思社)。 翻訳家。訳書にストール『カッコウはコンピュータに卵を産む』(草思社)、フルガム『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』、メイル『南仏プロヴァンスの12か月』(ともに河出書房新社)、アシモフ『黒後家蜘

                                                                      • 人間がいなくなった後の自然 カル・フリン(著/文) - 草思社

                                                                        紹介 人間が消えれば、自然は回復・新生する―― これはダークツーリズムでも、廃墟趣味でもない、新時代の「環境人文書」である。 サンデー・タイムズベストセラー/ジョン・バロウズ賞受賞/英国王立文学協会オンダーチェ賞最終候補…各方面から大絶賛! 戦争の緩衝地帯、かつての産業の衰退地、放射能汚染地域、災害跡地…人間が見捨てた土地は、 実際にはリセットされた大地で自然が新しい環境として遷移し、地球上のほかのどのエリアとも異なる豊かな場所となっていた。 世界中の荒廃し果てた土地を訪ね、自然の回復・新生の実態を追った、人間中心主義以降の時代の、 環境人文学の最先端を行く野心作。 「二年間かけて、最悪のことが起きてしまった場所を旅した。戦争、原子炉のメルトダウン(炉心溶融)、自然災害、砂漠化、毒化、放射能汚染、経済崩壊に見舞われた風景である。世界の最悪の場所ばかりを次々に並べる本書は暗黒の書というべきか

                                                                          人間がいなくなった後の自然 カル・フリン(著/文) - 草思社
                                                                        • 筋生理学で読みとくトレーニングの科学 | 話題の本 | 草思社

                                                                          本書は「筋肉博士」として知られ、新聞・雑誌やWEB媒体を含め多くのメディアで発信を続けてきた著者が、長年の研究者としての蓄積を世に問う一冊です。 著者が筋力トレーニング(レジスタンストレーニング)をテーマに研究に取り組み始めたのは1990年ごろからですが、当時はアメリカでも、筋力トレーニングはパワー系の競技者が補助的に取り入れる程度で、コンディショニングやけが予防対策としては効果があるものの、一般人の健康づくりにポジティブな効果は及ぼさないと考えられていたといいます。 ですが、その後30年で状況は激変します。さまざまな面で骨格筋の重要性が知られるようになって、アスリートのパフォーマンス向上だけでなく、生活習慣病の予防や、高齢者の健康づくりなどの目的でも、あたりまえのように筋力トレーニングがおこなわれる時代になったのです。 多様な人たちが多様な目的で「筋肉づくり」をおこなうようになると、当然

                                                                          • 『文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)』

                                                                            誇りを失った豚は、喰われるしかない。イエスはこれを聞いて言われた。 「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」 (マルコによる福音書2章17節) 『世の中には平気で人を欺いて陥れる“邪悪な人間” がいる。そして、彼らには罪悪感というものがない―』 この衝撃的な検証を心理学者でカウンセラーの著者が 自身の患者たちとの対話を通して考察するものです。 この本を手にとったきっかけは『悪』というものについて考える ことがあって、それで参考になればいいかと思ったからで あります。 筆者は心理学者であり、またカウンセラーで、自分のところに 患者としてくる人間との対話を通して、『虚偽』とは一体 なんなのか? 『邪悪』とは一体なんなのか? ということについて 考察を重ねていきます。 出てくる人たちは一見、どこにでもいるような『普

                                                                              『文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)』
                                                                            • アスリートのための解剖学〈アドバンス編〉| 話題の本 | 草思社

                                                                              本書は2020年に刊行されて以来、多くの読者を得て版を重ねている『アスリートのための解剖学』の姉妹編です。前著と同じく、日本トレーニング指導者協会(JATI)の機関誌『JATI EXPRESS』に連載された「GTK現場で使える機能解剖学」の内容に加筆・修正を加えて再構成した一冊です。著者はトップアスリートとしての競技歴(砲丸投げで全日本実業団優勝など)や陸連トレーナーとしての活動歴を持つ研究者であり、本書ではそうした多彩な経験をもとに、私たち人間の身体の仕組みの謎に迫っています。 〈人体の骨は200余り、筋は600を超えるといわれています。この数は、ほとんど変化しないにもかかわらず、身体の使い方に関する「みどころ」というのは、追求すればするほど、無限に生じるものです。本書では筆者の視点を通して見える、身体の運動機構の見どころについて図と共にお話ししていきたいと思います〉 本書の冒頭で著者は

                                                                              • ジョブズにも影響を与えた、「生ける伝説」の渾身の評伝 『ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数奇な人生』ジョン・マルコフ 著 - 草思社のblog

                                                                                ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数奇な人生 ジョン・マルコフ 著 服部桂 訳 「Stay hungry. Stay foolish.」から50年。 スティーブ・ジョブズが2005年6月にスタンフォード大学の卒業式スピーチで口にし、一躍有名になった「Stay hungry. Stay foolish」(ハングリーであれ、愚かであれ)という言葉。この言葉は、ある雑誌の引用であることはご存じでしょうか?それは、1974年に刊行された、「ホールアース・カタログ」のシリーズである「ホールアース・エピローグ」の裏表紙に書かれたものでした。「ホールアース・カタログ」は、地球全体の姿を映した写真をはじめて一般の前にさらし、そこから様々な文化に影響を与えた伝説的な雑誌です。来年で「ホールアース・エピローグ」の刊行から50年となりますが、この象徴的なタイミングで、その創刊者であるスチュアート・ブ

                                                                                  ジョブズにも影響を与えた、「生ける伝説」の渾身の評伝 『ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数奇な人生』ジョン・マルコフ 著 - 草思社のblog
                                                                                • 和紙の里 探訪記 | 草思社

                                                                                  フリーライター、旅ジャーナリスト。昭和十四年東京両国出身。専修大学法学部卒。昭和二十年三月十日の東京大空襲により各地へ疎開、現在、埼玉県蕨市在住。三井銀行(現三井住友銀行)支店長、(株)ゼンリン、日地出版(株)の役員などを経て、現在、(有)ケイエスケイ(菊地総合企画)を運営する。日本地図学会会員。著書に『「地圖」が語る日本の歴史』(暁印書館)『和紙の里 探訪記』『地図で読む東京大空襲』(以上草思社)など。