物件のほとんどをフルローン・オーバーローンで購入し、手元資金を残して投資規模を拡大していくことは「フルレバ(フルレバレッジ)不動産投資」と呼ばれる。金融機関の融資という、いわば「他人の金」を活用して効率よく資産を増やしていくことができる反面、高額の借金を背負うというリスクが伴う戦略だ。 今回は、顔出しなし・完全匿名という条件で、3人の合計融資額が140億円に上る「フルレバ不動産投資家」の覆面座談会を企画。彼らはどのようにして多額の融資を獲得し、現在の規模まで拡大してきたのか。金融機関の攻略法から、金の使い方、急拡大のリスク、そして「破綻」の恐怖まで、赤裸々に語ってもらった。 【動画の流れ】 【1】総融資額140億の3人が買った1棟目 今回の覆面座談会には、自らを「クズ業界のヒーロー」と称する元フリーターのAさん(44)、滋賀・京都に絞って規模を拡大している士業のBさん(42)、総投資額80